今日も朝は眠いです。でも、午前に奈良まで行かなくちゃなりません。てことで、7時過ぎに家をスタート。9時前には会場に到着。まぁ、日記が更新できたからよしとしましょうか。
で、10時前からお座敷スタート。今日は2時間ぐらいは大丈夫ということなので、ちょっと安心です。会場には300人弱。さすがは奈良です。さらに言うと、奈良と京都はいろんな面で似ているので、つかみの方もなんとかなるかなという感じです。
それにしても、我ながらこれだけ同じ話をしゃべって、まだ聞きたい人がいるのかというのは、ちょっと思います。まぁ、それぞれのお座敷がそんなに大人数ではないので、聞いていない人もおられることはわかっているわけですが、それにしてもそれにしてもという感じですね。でも、今日もはじめて聞かれる方もおられるわけで、
「まだニーズがあるんやなぁ…」
と、あらためて思うわけです。
てことで、それなりにしみじみとウケて、ほっと一安心。
月: 2011年8月
ここらでいったん終了
で、研修会のあとは松波さんと呑み。とは言え、松波さんは歯医者に行かないといけないとか。わたしも家に帰らないと、ほんとうに入れてもらえなくなりそうなので、京都駅前で軽く一杯。
今日の感想を簡単に話をしながら、
「やっぱり顔が浮かぶかどうか大切だよね〜」
みたいな話を交わしました。
で、今日は6時過ぎに終了。
さて、家に帰って玄関を開けると…。
チェーンはかかっていませんでした。ホッ…。
障碍学における社会モデル
朝、とりあえずなんとか新幹線に乗って京都に向かいます。○緒さんが
「あこがれの新幹線出勤」
とか言っておられましたが、ほんまにもう…。
で、なんとか職場に到着。もうろうとする頭でひたすら雑用を片づけます。にしても眠い…。
午後からは、人権教育研究会の研修会です。講師は世人研の松波さんです。
人権教育の世界で障碍を取りあげるの、実はけっこう難しかったりします。いや、いちおうやってはいるのですが、おそらく「障碍ってなんだ」ということを深く考えてやっている人は少ないんじゃないかと。なぜかなぁと思うと、それはきっと、教員、とりわけ高校教員の世界のまわりに障害者がほとんどいないからじゃないかと思います。
普通高校って、特別支援学校と完全に別世界にあります。いちおう同じ府立高校なので「なかま」ではあるのですが、やはりそこには分断がある。さらに、特別支援学校のとりくみは、ある意味「自立生活」というスタンスと相反するところもある。で、障碍学とかは、やはり自立生活の思想の中から出てきているように思います。
となると、どうしても障碍学とふれあう機会が少なくなってしまいます。
幸か不幸かわたしは松波さんやリビングライブラリなんかとのつきあいの中で、「顔のわかる形でのつきあい」をさせてもらっていて、そういう人たちが自分自身のことをどうとらえ、どう活動していくかということとふれあう機会もあります。でも、やっぱりそれを普遍的な形で教材かできるかというと、それはまだまだ難しい。
今回は、そういうわたし(たち)に一石を投じてもらいたいと思って、松波さんに来ていただきました。
いや、おもしろかったです。
松波さんが具体的に出会ってこられた人々の話や、「きらっと改革委員会」で論議されている内容など、具体的な事柄に基づきながら、障碍学でいったいなにが論議されているのかというあたりを、すごくわかりやすく伝えてもらえました。
ただ、おそらくいろいろ複雑な気持ちで聞かれた方もおられるかとも思います。そこはこれからわたしたちの間で論議をしなくちゃならないことなんだろうなと思います。
どこまで続く?再び
で、岡山駅前に移動。そりゃぁ、あとのことを考えると、駅に近い方がいいに決まっています。
行った店は「黒ひげ」というところ。ネーミングが何かを思い出させます(笑)。でも、地元の方ご推薦の店なので、おいしいに決まっています。出てくる魚も鶏もすごくおいしい。もちろんビールはおいしいわけですが、日本酒もなかなかです。
おいしい食べ物とおいしい飲み物があったら、話が弾まないわけがありません。お座敷では話をしなかったこととか、お互いの話をしたり、学校での話をしたり。中でもやっぱり子どもたちの話ですね。初めて会ったと思えないほど、いろんな話をしました。で、時間も9時半。そろそろ帰らないといけません。
「新幹線の時間を調べなくちゃ」
「あ、時刻表ありますよ」
どれどれ…。え、最終は9時44分?あと10分。無理…。
仕方なしにパートナーに電話。
「あの…。終電が9時44分で帰れへんねん」
「そうかぁ。しゃーないなぁ。9時44分は早いなぁ。アホ!(ガチャン)」
その通りです。まっとうな評価です。
てことで、
「もう少し呑みますか」
で話は続くわけで。結局岡山泊まりだよ。あしたは午後から出張なのに…。
復活の糸口
昨日のダメージをかかえたまま新幹線に乗ります。すでに人間として終わっている気もしますが、しかたありません。
「こんなスケジュール組んだの誰だ…」
と思いながら、それって自分だからどうしようもありません。
昼に回転寿司でビールでも呑もうと思っていたのですが、とうてい無理なので、たまたまあった尾道ラーメンをすすりました。うまかったけど、ちょっとおなかにきつかった。
で、書かなきゃならない文章を構想しながら、しばし時間つぶし。で、主催者の方と合流して、しばしドライブです。いやぁ、岡山って、ほんとうに豊かな自然に恵まれているんですね。
「岡山の人がどこかのんびりしておられるのがなぜなのか、よくわかりました」
と言うと
「いやぁ、海もあって山もあった水もあるから、生きるために誰かと協力しないといけない状況にならないんですよ。だから、みんな自分のことしか考えていないというところもあるんです」
とのお答え。なるほど…。
で、会場に到着。しばらく話をしていたのですが、体調はもどりません。そりゃしゃーないです。でも、体調不良は体調不良で、それをネタにしたらマクラになります。
お座敷の開始早々
「昨日は1時まで河原で酒呑んでましてね…」
大切なのは「ありのまま」をしゃべることです(笑)。
岡山の皆さん、すごくまじめです。はじめはすごく固いというか緊張というかそういう雰囲気があったんですが、そのうち顔つきがどんどん変わっていきます。笑顔が会場全体に染み渡っていくと、あとはどんどん和やかな雰囲気になっていきます。話が終わる頃には、すごく柔らかいというか、グニャグニャというか、そんな感じになっていました。
「振り返り」の時間も終わって、みなさん感想を書いておられます。その中に、最初から最後までニコニコしながら前のめりになって聞き続けてくださった方がおられました。思わず、
「ありがとうございました」
とお礼を言いに行きました。
しばらくすると、
「実はうちの学校に」
なんていう人が来られたり、そんなことをしているうちに、それでもみなさん徐々に帰って行かれて、片付けがはじまります。と、ひとりこっちへ来られて
「ちょっと話をしたいと思って」
とおっしゃいます。んじゃ、とりあえず定番の問いを(笑)。
「呑みに行きます?」
「いいですよ」
へ?ということで、本日の呑み、決定です(笑)。