「高友」と聞いてピンとくる人は、かなりマニアです*1。「高友」とは「高校生友の会」の略で、部落解放運動の中では、とてもポピュラーなものです。まぁ、すごく簡単に言ってしまうと、部落の「高校生交流会」ということになります。場所によっては、あるムラ単体でやることもあれば、地域単位でやったり県レベルでやったり、さまざまです。
で、今日は米子市単位の「高友」に参加してきました。
今日のゲストスピーカーは、徳島の青年です。
すごく絵のうまい人で、紙芝居を使ったりしながら、すごくわかりやすく人権についての話をしてくれます。それもそのはず、小学生相手の指導員をした経験があったり、現在は中学校のバスケ部のコーチをやったりと、子どもたちにかかわり続ける「地域のおじちゃん*2」として活動をしておられる人です。
しばらく話をして、いよいよオチかなぁと思ったあたりで、ふと後ろを見ると、主催者の方が「30分のばして」とか書いた紙を出しています。すると、ちゃんと30分つなぎます。それって、ほとんど落語の世界じゃないですか。
でも、その余分な30分が、すごくよかった。ここ3年間かかわってこられたバスケの子どもたちの姿をいきいきと話して下さいました。「人権についての話」は、ある意味誰にでもできるけど、子どもの姿を通して語られる言葉は、その人にしかできないし、また別の伝わり方がありますね。
で、1時前からお食事会。
「ビール〜」
と騒いだら、
「はい」
と出してもらえました^^;;
そうそう、ニューハーフの子にも
「参加しようよ」
と声をかけていたので参加してくれました。
やはり、「昼の人間」とのつながりって大切なんだと思うんです。でも、自己紹介の時に、ちゃんと「営業トーク」をしてくれました。ちょっとずつプロになっているんだなぁ…。
「高友」には大学生や青年部の人たちも「お姉さん/お兄さん」役として参加します。そういう青年たちの姿が、ムラの子どもたちにとってのロールモデルになるんです。そんな青年たちとニューハーフの子が
「アドレス交換しよ〜」
とか言っているの、かなりうれしかったです。