昨日の夜、晩ご飯を食べていたら
「あした、レッスン入りました。初心者ね。小学校3年生」
と言われました。年長者の次は小学生の初心者ですわ。
てことで、今日はスキーはできないな…。
「宿のバイトの子もついでに教えてあげて」
ということなので、ふたりで出動。現地で子どもと会ってみると、まぁ元気なお子さんです。泣き虫よりは助かります。いや、寒いところで泣かれると、マジで困るんです。
子どもって、とにかく滑りたい。でも、滑るためには登らなくちゃならない。だから、早く登りたい。で、斜面の上に向こうとする。すると、後ろ向きに滑ってしまう。あるいは、歩幅を大きくとってしまう。すると、谷側の足が滑ってしまってうまく登れない。方向転換をしようとすると、一気に向きを変えようとするので、自分のスキーを踏んでしまう。
「いいかい。スキーは少しずつやる人が、結局はできるようになるんだよ」
と話をするのですが、これ、まともに聞いてくれないんですよね。まぁいいです。何度も失敗を繰り返して、自分の中から「少しずつ」という気持ちがわかないと、行動にはつながりませんからね。
一方、バイトの子はさすがに大学生。というか、かなり頭がいいみたい。
「なるほど、バランスをとるとまっすぐ滑るんですね。バランスを崩すと曲がれるんだ」
などとつぶやきながら滑っています。なので、飲み込みが早い。ぐんぐん上達します。
そんなこんなでばたばたやっていたら、午後にはリフトに乗れるようになります。すると、飛躍的に滑走距離が増えます。
はじめのうちはどうしても左のインエッジが立ってしまって、まっすぐ滑れなかった生徒さんも、気がついたらキレイにプルークをするようになって、いつのまにか曲がるようになっていました。
まぁ、初心者指導は怖くないところでたくさん滑らせることかな。
で、レッスンの最後に刷り込み。
「いいかい。しゃがまないで、立つ。前を見る。腕は下げる。この3つは忘れたらダメだよ」
いい姿勢を最初にしっかりと覚えることが、実は上達の最大の近道なんですよね。だからこそ、初心者指導が一番大切なんです。
にしても、腰が不安だ…。
「私をスキーに連れてって」
あの何人かでくっついて滑っていくシーン実践してみたいです。
先生、先頭を滑って連れてってください。(笑)
なつかしいなぁ
いまでもレッスンの途中に使いますよ
「内足を上げるクセ、なおした方がいいよ」
そんなこと言われたら胸キュンな時代もありました。
今年もよろしくです。
邂逅のチャンスがあったらぜひ連絡を!
> 東じゅんさん
たしかにたしかに!
やはり自分を原田知世に投影していたなぁ…。でも、一番カッコイイのは冒頭にゲレシュプで飛んで内足ターンを決める渡辺三郎ですね。
てことで、今年もよろしくです。また京都にも来て下さいませ。