夜、パートナーが帰ってきて報告をしました。
「余命1年だって」
案外落ち着いた顔をしています。
「そうか…」
意外なほど落ち着いている自分に、自分自身が驚きます。
もう16年も一緒に過ごしていて、いるのがあたりまえになっているのに、それがもしかしたら1年以内にいなくなるかもしれない。そう考えると、これから先は
「これから先は、一緒にいる時間が刻一刻と短くなるって感じなんだなぁ」
とあらためて思いました。
一緒にいる時間をより濃密に過ごしていきたい気もするし、でも、なかなか家にいられない現実もある。でもたぶん、淡々と日常を過ごしている間に「その時」が来るのかな。
でも、ほんとうに急激に変化したなぁ。このあいだまで普通に歩いていたのに、昨日あたりから急に後ろ足が地面に着かなくなって、今日帰ってきた姿を見たら、完全に3本足になってしまっている。まぁあまり無理をせずに、のんびりすごしておくれ。
あ、余命1年は犬のことです。