人を変えるもの

今日、はじめて「携帯指導」なるものをすることになってしまいました。一度前に注意した子なんだけどなぁ。その時に言ったのは
「人は外圧では変わらない。人が変わるのは内圧なんだ」
ということでした。
基本的に、いくら罰則規定をつくっていっても、その罰則ゆえに数は減るかもしれないけど、根本的な改善はないというのが、わたしの基本的な考えです。もちろん、当面の抑止力として「厳罰化」が必要な場合があることは肯定しながらも、根本的には内側から
「やらない」
と心に刻むところから、行動の変化が出てくるんだと思います。
問題は、その「内圧」をどうやって生み出すようにしていくのかなんですよね。これが難しい。「内圧」を高めるような直接的な働きかけは、基本的には「外圧」なわけで、そういう「外圧」では「内圧」は高まらないと、これまた考えるわけです。そうすると、直接的ではない働きかけを繰り返しながら、本人自身の気づきと力で「内圧」を高めていくという、とても長いスパンのとりくみにならざるを得ません。
でもまぁ、それでお金をかせぐのが「教員」という仕事なんだろうなぁと思うと、のんびりとしかないかなぁと思うわけで…。

なんてことを考えてると、きっと時流から取り残されるんでしょうねぇ。