わたしは予習をしないというポリシーを持っているのですが、それには理由があります。
まずはなんといっても、「授業はライブである」ということ。これはゆずれません(笑)。
もうひとつは、しょせん高校程度の数学であれば、「何を教えるか」ではなく「どう教えるか」ということが、数学の教員として必要なことだと思っていることです。「何を教えるか」という観点であれば、もちろん予習は必要です。でも、「どう教えるか」ということであれば、教科書を読み込むとか、参考文献にあたるとか、板書プランを練るとかといった作業よりも、生徒と話し込むことの方がはるかに重要です。なので、デスクワークをするよりもフィールドワークをしたいと考えています。
ところで、やっぱりビジュアルに生徒に提示したいことがあるわけで…。ということで、今日は久しぶりに教具をつくってみました。題して「微分係数理解マシーン」です。
これは、平均変化率の状態ですね。で、右の部分がず〜っと左へ行って、ふたつの位置が重なると
となります。はい、接線になりましたね。
技術職員室にこもって5分ほどでつくれました。同僚に見せたら「なるほど」と言いながら、微妙な顔で笑われてしまいました。まぁええやん…。