カムアウト

今日は、あるトランスの子をめぐって、ここ半年ほどメールのやりとりをしている人と呑み会です。といっても、相手の方は呑まれないんですけどね。
まぁ、はじめのうちはあたりさわりのない話をしていたのですが、だんだん核心に触れていきます。相手の方、かなりいい感性をしておられますねぇ。途中からけっこう言いたい放題です。
「あいつ、脳みそが筋肉でできてるんとちゃう?」
みたいな話がガンガンでます。
まぁ、それはそれとして…。

一番おもしろかったのは、「あるトランスの子」にかかわる話。
どうやらカムアウトをしたかったみたい。でも、その子のカムアウトに対する姿勢が、どうもイマイチ。そのことを見事に突かれます。
「カムアウトしたらみんなが受けいれてくれると思ってるんですよ」
「そらちゃいますよねぇ」
「絶対金八の影響ですよ」
「わはは!」

カムアウトにもいろんなものがあると思います。自分のことを主張し、認めさせるためのカムアウト。自分が自分を認めるためのカムアウト。相手とつながり直すためのカムアウト。他にもいっぱいいっぱいあります。
でもねぇ。使い方を誤ると、カムアウトは相手にとって暴力になりかねない。そのことを自覚しなくちゃならないと思います。いや、それが自覚できていれば暴力にはなりませんね。もしかしたら、暴力的なカムアウトをしたとして、それに気づき、修復する作業をどうするか。そこなんだろうと思うんですよね。

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