いろいろ複雑な思いはあるにしろ、「後出しじゃんけんはあかんやろう」という思いで、やっぱり参加してきました。
「返還請求」についての詳細はおいておきますが、そのもととなった大阪高裁の判決は、行政に対して出されたものであって、奨学金を受けた個人に対するものではないんですよね。にもかかわらず、「やっぱり返してくれ」というのは、「なんだかなぁ」というふうに思ってしまいます。だって、いきなり「いらないよ」といわれていたウン百万の借金が来るわけで、生活設計そのものを組み直さなくちゃなりません。
ただ、単純にそれだけの問題じゃないよなぁと思ってしまうのは、「歳入」の問題なんですね。
奨学金については、新たな貸し付け(給付)はしていないので、歳出はないわけで、そういう意味では過去の問題です。でも、京都市は今、めちゃくちゃな赤字団体なわけで、その歳入の道を、過去にさかのぼって補填をしようとしているのかなぁと思ったりするわけです。京都市の気持ちとしては、それはそれでわからないわけじゃない。
そんなことを総合的に考えて、でもやっぱり、今回のやり方は「後出しじゃんけん」というのがわたしの感覚なんです。てことで、やっぱり「あかんやろう」というふうに考えたというのが結論ですか。
にしても、なんかなぁ…。