で、〆は呑み

「るるくめいと」のみなさんとわかれて、大阪市内で呑み。
まぁ、いくらキラキラした高校生と話をしても、最後は呑んでしまうのが大人の悲しいところです。まぁ悲しいとか言いながら楽しかったりするわけですが(笑)。
なんてことをしながら、年末の貴重な一日がなくなっていくわけですわ…。

「るるくめいと」公演

今日は午後から神戸で「るるくめいと」の公演です。「るるくめいと」は、1999年からはじまった松原高校の生徒達によるHIVの啓発活動のプロジェクトです。と、一言でいうと、まぁそれはそれだけのことなんですが、中身は非常におもしろい。まぁ言ってみると、世代交代を続けながら、常に進化し続けるプロジェクトということになるでしょうか。いや、世代交代を続けるからこそ進化し続けるのかな。その「変化」を、高校生たちが担っているからこそおもしろい。
マネージャーのH野さん*1
「自分はマネージャー。自分の仕事はそれぞれの場所のおいしいスイーツとおいしい洋食*2を探すことにある」
という言葉が、まさにそういう理念を支えているんだろうなぁと思います。
わたし自身も放送部の活動で同じことを考えているんだけど、なかなかうまくいかない。ちょっとうらやましいプロジェクトです。
実際に公演を聞いて・見て、「新しい知識が得られたかどうか」という観点で言うと、ほぼゼロです。もしかしたら、しゃべくりもわたしのほうがうまいかもしれない。でも、それとは異なる「空気」があります。なんというか、高校生たちが「おもしろいと思ったことを伝えたい」ということを、世代を継ぎながらつくり続けたきたところにあるのかな。さらに、コンドームのつけ方講座までやってしまうから、きわめて実践的です。
なんか、うちの放送部に体験させたいなぁという公演でしたね。

公演のあとは、「るるくめいと」のみなさんは合宿らしいです。わたしはそこのゲストスピーカーとして呼ばれました。
前日にH野さんに
「講演がいいですか?それとも出たとこ勝負がいいですか?」
と聞いていたのですが、H野さんから
「出たとこ勝負で」
というオファーを受けていたので、少々緊張しながら子どもたちと同じ輪に入りました。でも、緊張とは異次元の感じでした。子どもたちから来る「問い」のひとつひとつが、とても考えさせられる内容です。考えながら答え、答えながらさらに自分の思索を深めていく。みなさんとの対話を通して、自分自身が高められた気がしました。

*1:松原高校の教員

*2:実はH野さんが洋食好きらしい