「場」をつくってもらうこと

最後の宴会の時に、北海道のT村さんとしゃべっていたことですが…。
男性のコミュニティへの入り方って、ヒエラルキーの中のどこに位置づけられるかを、適当に突っついて探って、「ここだ」と思ったらサクッと入れる。まぁ言ってみれば、トップとかボトムとかと突っつきあいはしなくてもいいんですよね。
で、女性のコミュニティに入ろうと思うと、そうはいかない。
女性のコミュニティのありようって、多少の上下はあるにしろ、基本はフラット。例えがいいかどうかわからないけど、多少うねりのある平面にボールがひしめきあっている感じかな。
そこに入れてもらおうと思うと、一人一人とていねいな対話*1を続け、もしかしたら、わたしとの対話の中でわたしを受け入れてくれた人がさらに他の人と対話をしてくださって*2、そうしてみなさんが少しずつ自分の場所を譲りながら、みんなでわたしの「場所」をつくってくださる。そうやってわたしの「場所」ができる。
そうやってようやく入れるのが例えば「女子トイレ」。いや、単なる「おしゃべりの場所」もそうか。
で、そういうことを繰り返しながら、「女性とは何か」ということを、少しずつ学ばせてもらっていくんだろうなぁ。

*1:対話は「しゃべりあう」わけじゃなくて「聞きあう」のかもしれない

*2:「いつきさんを入れてあげようよ」みたいな

最後の宴会

出口には、呑み仲間がそろっています(笑)。
みんなでMきさんが探してくれた近くのお好み焼き屋さんへ。お好みをつつきながらビールを呑んで、最後の宴会の時間を楽しみます。
やがて、帰らなくちゃならない時間が近づいてきます。
さぁ、今回の教研もこれでおしまいだ。
おみやげを買って、新幹線に乗って、日常の場所へ帰ることにしましょう。

日教組教研3日目・また来年!

今日は総括討論の日。
考えてみると、全同教大会でも論議の時間は1日半。全外教大会だと1日しかありません。それに比べて、日教組教研って2日半あるんですよね。えらい長いですが、それだけに濃いぃ内容になる可能性を秘めています。で、両性の分科会は、濃いぃんです。「家族」「働くこと」「性」「意識・慣習」といった、まさに「生きること」にかかわるさまざまな論議がかわされます。
総括討論の日は月曜日なので、ふだんはなかなか参加できないんですが、今年はたまたま休みがとれたので参加できました。
参加してよかったと思いました。
1時までの4時間。参加者の皆さん、ふだん思っていること、今回の教研で感じたことを、まだまだ納得いかないけど、それでも時間の許す限りしゃべり続けたんじゃないかなぁ。

分科会が終わったら、互いに「ありがとうございました」と笑顔であいさつを交わすのも、この分科会のいいところです。レポーターも傍聴者も司会者も助言者も、そして会場責任者も、みんなでこの分科会をつくっているということがよくわかります。
ある方から「昨日の呑み会、楽しかったです。ひさしぶりに大学生になった気持ちでした」と言われました。そうなんですよね。そういう時間が必要なんだ*1
「また来年!」
「また夏の両性研で!」
とあいさつを交わしながら、会場の出口へ。

*1:もっとも、わたしはしょっちゅう大学生みたいなことやっていますが(笑)