診察のあとは・まんまるの会

今回から「まんまるの会」は2部構成になりました。第1部は「話しあい」、第2部が「食事会*1」。
はじめは10人ぐらいからスタートしてまたーりと話しあっていたんですが、あとからあとから人が来られます。気がつくと、20人を越していたんじゃないかなぁ。
それぞれがそれぞれの「しんどさ」を抱え、そして、それぞれのスキルでそれをこなしておられます。そういう「生き方」を交流させることで、わたしたちには多様な生き方の可能性があることを、互いが見つけあいます。そんなことを感じさせられました。
だからこそ、第2部が楽しい。と同時に、第2部があるからこそ第1部がある。この場を大切にしたいなぁとつくづく感じました。
気がつくと、あっという間に10時を過ぎています。終電の時間が間もなく来ます。まだまだみんな騒いでいるけど、ボチボチ帰らなくちゃ。

*1:宴会

病院巡り・T井

今日はずいぶんとペースが速いです。
4時ごろにT井に到着。待合室に行くと…。
なんやねん、このメンバー!知ってる人ばっかりやん。しかも、病室から出てきたのも知ってる人。後から来た2人も知ってる人。みんな「まんまるの会」のメンバーですがな。ひどい話や…(笑)。
でも、3年前には考えられなかったよなぁ。待合室でダラダラ話をしているなんて…。つくづく「まんまるの会」をやってよかったと思いましたよ。本の続きは読めなかったけど(笑)。
で、O田さんとご対面。
O田さん「あの、お願いなんですが」
わたし「はい、どうぞ」
O田さん「MMPI、やっていただけませんでしょうか」
わたし「いいですよ」
O田さん「実はですね、ホルモン投与前と投与後の比較をしたいんです」
わたし「いいですけど、変化あるかなぁ…」
まぁ、2004年2月のことですから4年も前です。いろいろあったから、変化はあるでしょうが…。
たぶんそれって、ホルモンによるものじゃないですね。それ以上に、家族との関係や職場でのこと、さらにはいろいろな人との出会いなど、社会的な要因の方がはるかに大きいです。もちろん、そうした関係がつくれるようになった中に、あるいはホルモンの影響はあるかもしれません。でも、あくまでも直接の関係というよりも、間接的な関係だと思います。
まぁ考えてみれば、SRSもそういうもんだと思うんですよね。あるFTMの友だちが言ってました。
「SRSなんて趣味だと思わないとやっていけない」
たぶんそうなんでしょうね。SRSをしてもしなくても十分に社会生活ができる。でも、自分の身体との折りあいはそういう問題ではない。だからこそ、やる必要がある。その友だちが言っていたのは、そういうことなのかな。
そういえば、昨今タイへのルートをアクセスしやすくしようとする動きがあるみたいですけど、そこへの懸念みたいなものもありますね。
かつてだったら、いろんな人をたどり、つてをたどってようやく到達をした。逆に言えば、SRSをするためには、そういう「人をたどる」「つてをたどる」スキルを必要としたわけです。これは、和田さんも言っておられたことのようです。必ず紹介状を必要としたのは、「そういうスキルを持つ人じゃないとできない」ということだったようです。
ところが、そういうスキルなしでできるとしたら…。
なんか自分の中でそうとう矛盾しているのはわかるのですが…。まぁ、おいておくことにします。

病院巡り・H方

授業や会議をサクッと済ませて、いったんお家へ。しかし、病院に行くのになぜバイクじゃダメなんだ(笑)?>自分
病院に着くと、意外と待合室が空いています。これは早そうです。とりあえず、学校の図書室で借りた『鹿男あをによし』をパラパラめくります。いや、おもしろい!『鴨川ホルモー』もおもしろいけど、これもおもしろい。なんかひさしぶりに小説を読むなぁ…。
にしても、作者は「万城目」なんですが、ずっと「まんじょうめ」と読むんだと思っていたら、「まきめ」だったんですね。しかも、「まんじょうめ」も「BANJOME」だったんだ…。まぁそれはいいです。
さて、女性診療科のIちゃんさんの診察。
まずは、昨日の検査結果を見せます。
Iちゃんさん「ふーん、下がりましたね」
わたし「はい、下がりました」
Iちゃんさん「どうですか?」
わたし「う〜ん、ちょっと少なすぎかなぁという気がします」
Iちゃんさん「どうして?」
わたし「コストパフォーマンスが低いんです」
Iちゃんさん「え?」
わたし「いや、ビールとプレマリンではプレマリンの方が安いから」
Iちゃんさん「あぁ!」
ということで、1日1〜2錠を好きに呑むという処方箋がでました(笑)*1

*1:でも、処方箋には「1日2錠」です。なので、日数計算をしなくちゃならないんですよね