でも、ほんとうはもっと胃が痛くなる話がありまして…。
実は、2年生の担任さん達から「導入部で生徒に話をしてほしい」と依頼されていました。でも、他のことならともかく、「男女共同参画社会」あたりのことについて、わたしなんかが話できるはずがありません。なので、「じゃぁ、コマーシャルチェックあたりでもやりますか」などとお茶をにごした話をしていました。ところが、どうやらそういう話じゃないみたいで、「わたし自身の話をしてほしい」ということだったようなんです。はやい話が「カムアウトをしろ」と(笑)。
で、その時のわたしの答としては「あぁ、そんなことでいいんだったらできますけど」でした。
でも、時間がたつにつれ、いったい何を話せばいいのか、どう話せばいいのかというあたりに悩みはじめました。なにせ、わたしが30分ほど話をした後は、これまたわたしが作成したワークシートをするわけで、そうなるとトランスのことを話しっぱなしというわけにもいきません。さてさてどうしたものか。他にも山のように頭を悩ますことがあるのでぜんぜん集中ができないまま、当日になってしまった、と。
とりあえず、やらなきゃならないことは、「小道具づくり」です。保健室に行って紙に黒マジックで色を塗ってハサミでチョキチョキ。家から持ってきたメガネのレンズをはずして、ボンボンを探して…。
で、話しはじめました。
結論から言うなら、よかったです。すごいいい反応でした。話の最中はシーンとして聞いてくれているし、終わってからは口々にメッセージを伝えに来てくれるし。
後日感想文を読ませてもらうことになっています。はたしてどう伝わっているんだろうか。