池上さんのファンであるわたしとしては(笑)、当然池上さんの助言を聞くべくその分科会に出なくちゃなりません。が、今回は、別の分科会に参加することにしました。
報告者は日野玲子さん。
う〜ん。これって、分科会というより、特別分科会(内容はたいてい講演)ですね。でも、さすがにおもしろかったです。さまざまな手段を使うことで、「身体化されたジェンダー」を顕在化させることができるという提起。そこから、自らの意識を問うていくことが必要なんですね。
あと、「既製の言葉を簡単に用いないこと」。「言葉」って、生み出された時はすごく勢いがあるんだろうけど、それが慣用的になってしまうと形骸化していく。だから、常に意識的に「わたしにとって」と問い続けることが大切なんだということなんです。
今回は、もっぱら「意識」に集中して話しておられたのですが、もちろん「制度」を抜きにして語ることができません。「意識」と「制度」っていうの、問題の認識として、ともすればどちらか一方にかたよりがちなんですが、やはり車の両輪なんですね。「意識」を語る時には「制度」を意識すること。「制度」を語る時には「意識」を意識することが大切なんだろうな。
午前いっぱいの分科会を終わって、2日間の両性研が終了。次は、冬の教研集会ですね。
あとは、山口の友だちとか佐賀の友だちと一緒にそばを食べてビールを飲んで、東京駅へ。新幹線に乗ると、たまたま分科会で近くに座っておられた方がそこにおられたので、隣同士の席に座って、きのう〜今日の感想を話しながら帰りました。途中、ふたりとも寝ちゃったですけどね(笑)。
家に帰ると、まだ6時。東京って、近いなぁ…。