ないしょの箱

いまさらなんですが…。わたし話をする時に、いつでも「心の中につくった秘密の小箱」の話をします。ところが、前に「箱のこと、「心のノート」にあるよ」と言われたことがあって、気になっていました。調べてみると、石坂啓の文章で

低学年用のこのテキストの中に「ないしょの箱」というページがある。「あなたの心の中にないしょの箱はありますか」とくるので、もちろんないしょはあるだろうと思って見ていたが、前後の脈絡から見るとどうやらこれは「大人に対して秘密があってはいけないよ」というニュアンスらしいのだ。

というのがありました。
ちょっと反省。
なにが反省かというと、「箱」の話をする時に、きちんと最後まで言い切っていなかったなぁということなんです。
なぜわたしが「箱」の話をするかというと、ほとんど誰でも「箱」を持っているだろうなと思うからなんです。で、そんな箱があることすら忘れてしまうような生活を強いられている。でも、「その箱をもう一回見つめてみようよ」ということなんです。
それと、「箱の中身を見せあいっこしよう」と最後にくくります。もちろん「いやじゃ!」という人がいるのは当たり前。それはそれでいいんですよ。あれ、「見せたくても見せられない」という状況の人へ向けてのメッセージなんです。だから「語*れる*社会」なんですよね。
「語らなきゃならない社会」はとんでもないです。ただ、語りたいと思った時にそれが語れない社会は問題だと思うし、それをどう変えていくかということがわたしにとってのテーマです。
てことで、こりゃ言い訳だな(笑)。

今日は迎える側

今日はウチの学校の人権学習第2回目。1年生は若い在日の子の講演会です。
20歳代半ばも過ぎているいい大人に向かって「子」って、と自分でも思うのですが、実は京都の交流会の卒業生なんですよね。もうかれこれ10年くらいのつきあい。だから、なんとなく「子」なんです。
で、この子、「自分探し」を真剣にしていたんですよ。そんな中で共感することも多々あった。なので、今回来てもらいました。
話を聞いていて、「なるほどなぁ」と思うことがたくさんありました。
中学の頃、「オレ、在日朝鮮人やねん」と友だちに言った時「関係ないやん」と言われ、「ちがう」と思ったこと。大学の時、韓国に語学留学して、下宿屋のおじさんから「早く韓国人と思えるようになったらいいね」と言われ、「違う」と思ったこと。なぜ、どちらかしかないのか。なぜ、両方をとったらいけないのか。
そんなことを淡々と話してくれました。ちょっとあがっていたみたいで、それが残念だったかな。あと、ウチの生徒たちのかなりの部分にはちょっとハイレベルだったかもしれないです(笑)。でも、わかる子にはわかるだろうな。また、月曜日以降、授業の中で返していこう。

部落の料理

授業終了後、しばらく時間をつぶして、隣町のK市のムラ中にある「じんじん」というお店へ。ここ、部落料理を出すということなんです。ホンマかいな…。てか、部落料理ってなんやねん。いや、わかるけど(笑)。ちょっと挑戦的な気分*1で連れて行ってもらいました。
お店の構えは、ちょっと民芸ふうのおしゃれな感じです。

中にはいると、ムラ中の飲み屋という感じです*2。で、メニューを見て、思わず笑いました。

もちろん、全品頼みました。んまかった〜\(^o^)/!
ちなみに、話の方は部落問題から結婚問題、そしてセクシュアリティのことまで、かなり横断的な話になって、すごくもりあがりました。たぶん、こういう話が普通にできるのは、ここがムラ中にあり、しかも、「部落の料理」って堂々&普通に出している店だからなんでしょうね。
やがて、ここのお父さんが帰ってこられて、話はもう一盛りあがり。あまりにもぁゃιぃ話なんで、内容をここに書くのはやめておかなきゃならないかなぁ。残念です(笑)。
さんざん盛りあがっていたのですが、お店のお母ちゃんが、ここがK市であることを思い出させてくれました。あわててお店を出て駅へ。そのままJR→最終地下鉄→最終バスで無事帰宅。みんな寝てました。あたりまえか…。

*1:わたしもいろいろ知ってるでぇ、みたいな

*2:って、どんな感じやねん(笑)。いや、単にわたしの直感です。てか、前にすんでいたところの飲み屋と同じ感じなんですよ

で、滋賀県の中学校へ

R市にある中学校の総合的な学習の時間のコース別授業で「セクシュアルマイノリティ」について学習している学校があります。その一環で少し話をしてほしいと言われたので、行ってきました。
集まったのは40人ほどの生徒さん達。けっこう「いろいろ持ってそうな」女子*1と、「にぎやかそうな」男子*2
事前に学習を積んでおられるので、すでに若干ネタバレをしています。どうしようかと思ったのですが、まぁそれはそれでいいかと、いつもの調子で話をしました。もっとも、中学生に「人民の海」とか言ってもしゃーないので、そのあたりは大幅にカット。その代わり、わたしが出会ってきた生徒たちの話は少していねいに話をしました。こういうところ、それまでザワザワしていた男子*3がいきなり表情を変えて食い入るように聞いてくるんですね。わかりやすいというか、おもしろいというか。こういう子らってええなぁと思います。
そんなこんなで50分×2コマがあっという間に終了。さてさて、みんななにを考えてくれたかなぁ。

*1:たぶん

*2:たぶん

*3:たぶん

方針が決定

昨日の感想文返し、数十本あるのをばっさりと削って10本程だけを返すことにしました。で、わたしからのひとことツッコミを入れる。
とりあえず、やっつけ仕事だけど、30分ほどで8割完成。あとの2割はあとでね。

作文うち

先々週やった人権学習の講演会の感想文がボチボチ集まってきています。てか、それを打って生徒に返すの、あさっての金曜日なんですけど(;_;)
で、いい話だったから、生徒たちがしっかりと感想文を書いているのはわかります。それをできるだけ生徒たちに返したいというのもわかります。でもね、いくら「これいい!」と思ったからといって、一クラスで7枚とか8枚も出すのはやめてほしいんですよ。それも長いのばっかり。
これを7クラス分打ったら、はたしてB4*1で何枚分になるか考えていますか?
で、まぁ打っていたのですが、だんだんイヤになってきました。
というのは、みんなの感想が同じパターン。「話を聞いて泣けた」。そらね、部落のおっちゃんのしんどかった体験談だからそういう反応をするんだろうけど、その涙って、えてして簡単に乾いてしまうのよ。「差別はいけないと思いました」。だれだって思ってます、とりあえずは(笑)。大切なんは、そこと違うだろう…。
そんななか、キラリと光る作文もありました。その生徒にしか書けない感想文を、講演を聞いて触発されて思わず書く。そういう瞬間に立ち会えることがうれしいです。

そうそう。最近の作文で増えたのが「部落ってなんなん?」です。かつては関西では考えられなかったんだけど、そういうご時世なんだなぁ。もはや、伝えなくてもいいことなのかなぁ?

*1:学校では、生徒向けプリントはいまもB4が標準です(笑)

秋の深まり

朝、パートナーに「そろそろストーブ出さへん?」と言ったら、「ガス代がかかる」と速攻却下。ふみゅぅ…。
さて出勤しようと表を見たら、雨が降ってます。「こりゃぁ車かな」と思ったのですが、外に出ると雨はやんでました。じゃぁということで、バイクで行く事にしました。
さすがに雨上がりの朝は少々肌寒いです。でもまぁ、これから南下するんだしと走っていきました。
たしかに京都市内の中心部は暖かいです。ところが、宇治に入った瞬間にエライ寒いです。おそるべし、小椋池干拓地…。半分凍えながら、職場にたどりつきました。
昼、えらい風です。そういえば、朝、ラジオで「木枯らしがどったらこったら」とか言ってました。てことは…。
夕方、帰ろうと思ったのですが、ムチャ寒い…。
家に帰ったら、身体の震えがとまりません。「どないしよう…」と思っていたら、ストーブが出ていました。助かった…。
ちなみに、下の子どもはストーブが点火する「パチパチ」という音を聞いて「なつかしいなぁ」とか和んでいました。気楽なヤツだ…。

ツケ

朝、いつもの時間に起床。眠いです。マジで。ぜんぜん体調は回復していません。それでも仕事は休めませんわなぁ。
とにかくバイクにまたがってスタート。
あとは淡々と仕事をこなすだけです。
で、夕方。帰ろうと思ったら、雷→雨。マジっすか…。濡れる覚悟で職場を出たのですが、なぜか雨は上がってました。「ラッキー」と思ったのもつかの間、車の水しぶきでやっぱり濡れましたorz。
さて、今日は早く帰れるぞっと思ったのですが、忘れてました、会議があるのを。
結局家に帰ったのは10時。ひたすら眠いです。

クールダウン

朝、目覚ましで目が覚めかけました。それでも寝ていたら、しばらくしてもう一回鳴って目が覚めました。
てか、今日は寝させてよ…。
今日は家族はみんな用事があって外出。わたしはひとりで留守番です。さぁ、今日はゆっくり休もう。
まずは、コーヒーを飲みながら新聞。そして、ゴロゴロしながらテレビ。
あ、そうそう。某所にビデオデッキをとりに行かなくちゃ。ということで、バイクで出陣。すごくいい天気で、しかも風がないので気持ちがいいです。思わずこのままどこかにツーリングに行こうかと思ったのですが、あまりの眠気に断念しました。でも、ここで行かなくちゃ、この秋はもう行く機会はないんですけどね(涙)。
家に帰ってきて、ちょっと買い物。昼ご飯前に買い物に行ったのは、もちろん飲酒運転をしないためです(笑)*1
家に帰ってきたら、自分一人のためのやきそばづくり。一人分って、ほんとうに材料がチョビっとなんですね。ビールを飲みながらテレビを見ながらダラダラとお昼ご飯。
昼からは、お総菜づくり。フキを炊いたり、小芋を煮たり。なんだかんだで2時間ほど、思う存分料理をしました。
夜は、みんなで晩ご飯。なんか、久しぶりだぞ…。でもやっぱりなごむなぁ、と。
いいクールダウンになりましたが、やっぱり寝不足は残っていますわ…。

*1:って、昼から飲酒運転の危険性があるわけね…

とよなかへ…

合宿は、昼でおしまい。その後みんなでお好みをサクッと食べて、豊中へ。今日は、こんなんがあったので、漫談をしに行ってきました。
時間の読みをまちがえて、豊中の駅からセンターまで走るハメになったのはご愛敬です*1。到着すると、カウンターの奥の方で、今回の仕掛け人(?)のKさんが、やさしい笑顔*2を送ってこられます。その後、今回司会のYさんと打ち合わせ。つっても、なんにもないです(笑)。
で、話をはじめたのですが…。普段はロケットスタートでテンションをあげていくんですが、きのう〜今日の睡眠不足がたたってぜんぜんダメです。おかげで、もともとスリッピーなギャグがどんどんスベります。とうとうみなさんに協力要請をしてしまいました。情けねぇ〜。
それでも「人民の海*3」とか「萊萊」とかマイナーなネタで局所的に受けたりして、なんとか終了しました。
話が終わったら、交流会。
一人ひとりの方が感想とか意見とかを話して下さったので、それに対して「言いきれなかったこと」を返させていただきました。おかげさまで、2時間で話しきれなかったことがずいぶんと話せた気がします。でも、まだ足りないけど(笑)。
交流会のあとは2次会。このあたりになると、なにがなんだかわからなくなりはじめています。こっちの方では熱く語る人とか、あっちのほうではうぉ〜とか言ってる人とか(笑)。わたしはわたしで、ラグビーについて熱く語ってしまっていたようです。それにしても…。
2次会のあとは、3次会。EさんとかKさんとかとぜんぜんしゃべれなかったので、ちょっとだけ行くことにしました。すると、そこには司会をして下さったYさん。Kさんが「なんや、来てたんか」と声をかけると、Yさん「いや、なんとなく現実にもどりたくなくて」と高尚な返事。う〜む。なかなかたいへんなんだなぁという思いもあったのですが、それと同時にそういう「非現実的」な時間を一緒につくれたことがちょっとうれしかったです。
もっとも、このあたりになると、みんな自分勝手に好き放題を話しているので、ぜんぜんわけがわからなかったですけどね(笑)。
で、10時半頃に、突然お開き。そのまま駅まで送ってもらって電車に乗ると、地下鉄終電にピッタリ間にあいました。すご…。
てことで、ものすごく長い2日間がおわりました。すご…。
あ、借りてた傘、持って行くの忘れた。また持っていきます。勤務時間終了の頃を見計らって…。

*1:E井さん、階段の踊り場で待っててくださってありがとう〜!

*2:の奥に、もの言いたげな表情があるんですよ(笑)。それがたまりません。

*3:「「人民の海」って知ってますか?」って聞いたら「知りません」って答えられてしまったので、黒板に地図を書いて「このあたりに「人民」っていう海があるんです。ウソです」とかしょーもない話をしていました。すんませんm(_ _)m