まつりな日々開始・すごい同業者がいた

起床は7時。ていうか、7時では遅いのですが…。
とにかくコーヒーを飲んでスタート。目指すは六甲です。
毎年この時期に突然(笑)くる神戸大学での高座。いや、ほんとうに毎年声をかけていただいていて、「今年もあるのかな」とか思っているのですが、突然来るんですよね。でも、精一杯のわがまま*1を聞いていただけるので、毎年行かせていただいています。
一度六甲から歩いてみようと思って、今年はブラブラ歩いてみたのですが、結局、「ブラブラ」ではありませんでした(笑)。いや、なんせすごい坂の上にあるんで…。
学生さん、あまり人数は多くないのですが、みなさんけっこうきっちりと聞いてくださいます。たくさんの人相手とはまったく違う、反応が直で伝わってくる時間を楽しませていただきました。
話のあと、「同業者です」という方が来られたのですが、なんと大阪の松原高校の教員の方です。話をすればするほど「あぁ!それそれ!」という感じ。で、ふと思い出して、「そう言えば、車一美さんのビデオ、見るたびに涙が出るんですよ」というと、「あの子、担任していました」とのお答え。「在日外国人問題の原点を知る」というシリーズのビデオ、その方がおられた時に撮影されたとか。いや、びっくりしました。
でも、そう言えば、平野智之さんという名前、聞いたことがあるなぁ…。
なんて話をしながら、さらに今回お世話になったH木さんとDVの話なんかをしながら*2、大急ぎで新神戸の駅まで送っていただきまして、とりあえず新幹線にセーフです。

*1:「平日昼間はダメなので」と言ったら「土曜日でもいい」という返事をいただけます。これは究極のわがままかなぁと思っています。

*2:って、えらい軽く書いてますが、けっこう深刻ですわ

ふたたび異種格闘技戦

今日は「ひらの心の保健室」の1年間の総括イベントみたいなもの、「市民啓発講座 ”こころの保健室フェスティバル”」がありまして、それのシンポジストで出席。
コーディネーターの方は、カウンセリングスペース「リヴ」代表の吉田まどかさん。現在いろいろな相談事業をしながら、自死遺族の会とか、なんだかんだといろんな会を立ちあげてこられた方です。なんか、どっかの誰かと似ているかも(笑)。で、シンポジストは摂食障害のサバイバーの方とか、統合失調症の方とか。あと、基調講演をされた漫画家の藤臣柊子さん。そんな方々に混じって、わたしもしゃべるわけですが、まぁ言ってみれば、まったくジャンルが違います。はたして話がかみあうんだろうか。
楽屋で打ちあわせをしていたのですが、コーディネーターの方が、なんとか情報を引き出して話の道筋を模索しようとしておられるのがよくわかります。ところが、出てくる話がけっこうバラバラ。ひとつひとつの話はおもしろいんだけど、みなさんキャラがたちすぎていて、はたしてこれがまとまるのか?という感じです。さてさて、どうなることやら…。
で、シンポジウム開始。
気がつくと、みなさん、けっこう話が絡みあっています。なるほどなぁ。
で、気になった言葉をいくつかメモ。

「しょーがない」をめぐって。
「しかたがない」とはニュアンスが違うみたい。「しかたがない」にはあきらめが入っているけど、「しょーがない」には希望が含まれている。「しょーながい」とあきらめながらも、その先に選択肢がある感じ?
「言葉」をめぐって。
「東京には「しょーがない」にあたる言葉がない気がする」という漫画家の方の発言にからめて、「言葉でアイデンティティを獲得できる」というあたりの話。でも、みなさん、そこでホッとしながらも、その先があるのがすごい。さらには、摂食障害の方は、病名に頼ることなく、自分探しをされたとか。「もしもあの時病院に行っていたら、どんな病名をつけられただろう」という発言はおもしろかった。
「水銀」をめぐって。
「「ありのままのわたし」ってなんだ?」という話の中で、わたしは「蜃気楼」と言うんだけど、統合失調症の方は「水銀」と表現された。なるほど。つかもうと思ったらバラバラに砕け散るし、それでいて「存在」はあるんだな。これは使える!

他にもいっぱいいっぱいあったんだけど、書き切れません。
あ、今回のテーマ「みんなつながりたいねん」に強引に持っていったわたしの発言。
トランスジェンダーという言葉と出会うことで、過去のわたしと現在のわたしと未来のわたしがつながった。トランスジェンダーという言葉と出会うことで、仲間とつながった。やがて、「あちらの仲間」と「こちらの仲間」がつながる中で、ふたつにわかれていたわたし自身がつながった。それを強く支えてくれたのが、知識だった」
みたいな。
まぁいつでも言っていることですが、それを「つながる」につなげただけのことで。ってことで、ここでも「つながり」を使うわけですわ(笑)。

おとなしいなぁ

去年だったかに、M前さんという方から「うちの講座で話をしてほしい」というメールが来ました。で、念入りな打ちあわせ(笑)*1もやって、で、今日、O阪大学へ行ってきました。
昼ご飯を食べていなかったので、学食でカレーを食べることにしました。ふぅむ。最近の学食ってこんなきれいなのか…。でも、雰囲気は「学館」と同じです。やっぱ学食だなと、ちょっと納得。
さて、講義の時間がはじまってしばらくしたら、だんだんと人が増えてきて、気がついたら満席です。
で、いつものとおりネタを振るのですが、反応が鈍い。いや、「クスッ」「ニコッ」「アハッ」とやっている人はいるんですが、それ以上にはなりません。困った…。
それでもなんとか1時間半ピッタリに納めて終了。というか、1時間半に納めたらあかんのやった。1時間20分で納めなならんのやった…。せっかくO阪大学のLGBTの会の人が来ていたのに、アピールの時間を奪ってしまいました。すんません。あと、コミュニケーションカードを書く時間も奪ってしまった。出席とれへんよな…。すんません。

*1:リンク先の3発目です

今日も今日とて…

今日は、大阪府南部の高校の教職員研修で高座です。ここ、実は、うちの交流会の生徒の在籍校なんですよね。まぁ、それが理由ということです。
とは言え、まずは午前中は仕事仕事。試験監督を2発こなして、すぐにお家へ。で、電車に飛び乗って移動です。
最寄りの駅からブラブラ歩いて学校へ。
なんでも今日の午後はすでに研修があって、わたしのは2発目だとかで、なかなか厳しいシチュエーションです。でもまぁ、だからこそのんびりと聞いていただければいいかと思い、いつもの通りネタ振り開始。そこそこ笑っていただいて助かりました。
ここ、校長さんも教頭さんも同推校経験者で、さすが肝がすわっておられる感じです。この間の教頭さんといい、大阪の管理職は(みんながみんなというわけではないでしょうけど)、いい感じの人が多いなぁ。もっとも、これからなる人はたいへんだと思いますがね。なにせ、ある意味、偏った情報と思いこみだけの、偏見ありまくりの人が社長やから…。
でも、おとつい・きのうの今日ですから、さすがに疲れました。
とりあえず、軽くビールを呑んで帰ることにしましょう(笑)。

本になる(2日目)・本になった人々

リビングライブラリーって、読者の方々もたくさんの出会いをされますが、「書庫」にいるわたしたちにとっても、本仲間同士ですごい出会いができます。
ちなみに、書庫から出る時に「いつきさん、読者の方が来られました」とか言って呼び出されるんですが、つい「ドナドナドーナード−ナー♪」とか歌ってしまいました。そんな感じなんですよね(笑)。
例えば、高次脳機能障害の人。18歳の時に脳梗塞で倒れて、その後視野狭窄と「認知」にかかわる障碍が残ったそうです。「認知にかかわる」ってどういうことかというと、例えば「落ちる」という認識は通常は「下への移動」ですが、その方の場合は「奥への移動」が落下感覚になるそうです。なので、長〜い廊下とかメチャメチャ怖いそうな。じゃぁ、落下方向はどう認知するかというと、左に移動するそうな。さらに、文章を読んでいると左が欠けるので「働く」が「動く」に見えるそうな。それが顕著なのは、英語。「she」とか「the」とかは、すべて「he」に見えるわけで、「なんか、ヒーヒー言ってますよ」とか笑ってました。
この人、現在大学入試のための浪人中なんですが、試験のための「配慮」がないのでものすごくしんどいそうです。そりゃそうです。もしも読みあげソフトが使えれば充分に対応できる学力があるにもかかわらず、大学入試センターは「マニュアルにない」という一点で配慮なしにしているそうな。そりゃマニュアルないです。こんな人、そうそうたくさんいないからね。でも、それっておかしい。少数だからこそ対応しなくちゃならないわけで。
この人の弁。
「入試の目的には「高校卒業程度の学力があるかどうかを調べる」と書いてある。で、試験っていうのはインプット→思考→アウトプットというプロセスを経てされるんだけど、問われているのは「思考」の部分のはず。インプットやアウトプットは問われないはず。にもかかわらず、そこのところでつまづいてしまう。これはおかしい」
これ、新渡日の子どもたちについても同じことが言えるよあなぁと思ってしまいました。

ホームレスの方もおられました。
「橋の下に住んでいると、わずか数センチで行政区が変わるねん」。そうか、行政区の境界って、橋とか川ですからね。

めばさんとの雑談では、薬物依存の人々の会の持ち方の中にある「約束事」あたりについて聞くこともできて、これまたいい勉強になりました。

アスペルガーの方は「話すの苦手なんですけど、話しはじめるととまらなくて、どうしても長くなるんですよね」とおっしゃっていました。わたしが言うのもなんだけど、この人、ほんとうに長いんだもん(笑)。

造形作家の方、中学校時代ぜんぜん学校に行かなかったそうな。そのかわり、東大の先端研に出入りしていたとか。そのあたりから、必要な情報を自分で選択してそれをみにつけていくという手法を知らず知らずのうちに身につけていったそうです。この人の作品見たら、ほんとうにすごいです。おそらくは、筋肉の構造とかきちんと知っていないとつくれないんだろうけど、そういうものを、お仕着せではなく、自分の力で手に入れる手法を知っておられる。これって、まさに「学力」なんですよね。

「夢ってなんですか?」と聞かれた全盲の方。この方、盲聾のアクセスビリティについての研究開発をしておられるすごい人みたいなんですけれども、この質問には「はた」と困ってしまったそうな。
「僕、時間をつぶすのが苦手なんですよね。あと、ある場所からある場所への移動はできるんだけど、ブラブラ歩くのも苦手なんですよ」
なるほどなぁ。
「あぁ、オレって夢のない人間なんだと思ってしまいました(笑)」
うぅ〜む。

さて、今日もわたしは5回中5回出動。さすがに5回目は集中力も切れて、かなり疲れました。
でも、他には経験できない、ほんとうにすごい2日間を過ごさせていただきました。
すべて終わって、みんなで総括の話しあいの時間。2日前の顔合わせの時とはまったく違う、ほんとうに「近い」空気があたりに漂っていました。そして、いよいよ解散の時間。みんな動きません。なんだかんだと理由をつけて、動きません(笑)。それでもみんな帰らなくちゃなりません。ほんとうに別れを惜しみながら、なんども握手を繰り返し、それぞれの帰り道につきました。

本になる(1日目)

会場はうちから自転車で行ける距離です。ギリギリまで家にいて、さぁ出動。
会場に着いたら、昨日の面々がワラワラいます。とりあえずあいさつをかわして、オープニングセミナーへ。
今回は、ATACという団体のセミナーのひとつのセッションとして「リビング・ライブラリ」が行われるらしいです。
さて、ATACってどういう団体だろうと興味半分斜めから見てみたのですが、いい感じの「ゆるさ」を持った、なかなかおもしろい団体のようです。
とりあえず、オープニングセミナーで主催者の中邑さんが提示された*1内容を途中からとったメモ。

社会の「速度」がどんどんあがっていく現在。その中で、さまざまな理由で情報に「ついていけない」人が生み出されてくる。
では、社会の速度を落とすことはできるのか?→容易ではない。
(情報)から取り残された人々、混乱した人々に対し、われわれひとりひとりが人の多様性に気づき、認めた上でともに生活する気持ちを有することは可能では?ECO?時間の浪費が必要では?

・テクノロジーによるエンパワメント
・コミュニケーション技術
・環境調整
  物理的環境整備。
  人の環境整備
   障碍理解
   リビング・ライブラリ
     固定観念を崩す。溶かす。

完璧にバラバラなメモなので、もしも聞かれた方で補足があればお願いします*2
続いて、今回のオープニングセミナーの目玉。リビングライブラリーの創始者のうちの1人、ロニー・アベルゲル(?)さんの講演です。
タイトルが
「Don’t judge a book by it’s cover(本を表紙で判断しないで)」
なるほど、「本」を提供しながらも、それを「表紙*3」で判断するなっていうの、いい感じです。「まぁじっくりと中身を読んで下さいな」というところでしょうか。
もちろん(?)講演は英語です。てことは、わたしにはそのままでは「情報」はほとんど伝わりません(笑)。でも、ところどころに聞き覚えのある言葉が出てきます。例えばそれは、これまでにどんな「本」が提供されたかというあたり。真っ先に出てきたのが「transgender」ですよ。ところが、同時通訳の人の訳を聞いて「にゃ?」。わたしのメモ。
ホモセクシュアルと訳したよ!」
まぁいいけどね(笑)。
そう言えば、朝日新聞のリビングライブラリーの紹介記事には「性転換者」と書いてあったけど、あれ、たぶんもともとは「transgender」なんでしょうね。
ロニーさんの講演のメモ

divercity(多様)な方々から学ぶ。
情報を報道から得ている人がほとんど。
でも、例えばtransgenderにとって、手術の選択をどのようにするかは人それぞれ。
internetも大事だけど、顔と顔をつきあわせて話しあうことが大切。
日本は23番目。8年前デンマークではじめておこなった。
ともすれば反対側になってしまう人たちに橋渡しをする
「権利を認められたい」「受けいれられたい」という気持ちは、普遍的なもの
(出てきた写真を見ると、あちこちにレインボーがあるなぁ…)
図書館のルールは以下の通り
・静かである必要はない
・借りた時と同じ状態で返す
・本は大切に(セッションを中断する権利がある)
・時間を守る
・書き込み・破りはダメ(笑)
リビングライブラリーの成果は次のとおり
知識を得た、見方が広がった。語り部は肯定的な感想。
来年、コペンハーゲンで世界大会がある。
「みなさんはどういう本になるか?」「どういう本を借りたいか?」

これまた、完璧にバラバラなメモなので、もしも聞かれた方で補足があればお願いします*4

で、いよいよ図書館開館です。
ひとつのセッションが30分。30分の休憩をはさんで次のセッションになります。全部で5回のセッションで今日は終了です。ちなみに、予約が入っていなければそのセッションの時間は休憩です。予約状況は、司書コーナーのディスプレイに表示されています。「×」がついていたら予約済み*5、その時間にどうしてもということであればキャンセル待ちになるそうな。で、自分のところを見てみると…。全部「×」がついてるよ(;_;)。
さぁ、どういうふうにはじめを切り出そうかと思ったのですが、いい切り出し方を思いつきました。
「どうしてわたしを選ばれたのですか?」
そうか。これがリビングライブラリーなんですね。
ふだんの高座だと、聞かれている方々の個々のニーズを拾いあげることができず、とりえず最小公倍数でしゃべってしまいます。当然「ネタ」も振らなきゃならないし(笑)。でも、リビングライブラリーは1対1(〜3、4人)。だから、相手のニーズによって話す内容を変えることができるし、こちらから質問もできます。「効率」は悪いけど、「効率」を追い求めないことが大前提なので、そんなことを考える必要はありません。
てことで、それぞれの方のニーズを聞いて、最後は自分の「落ち」に持っていくというスタイルがとりあえずつくれました。
聞かれる方々は、ほんとうにさまざまなニーズを持っておられます。単に「知りたい」という方から、なんらかの当事者性を持っていたり、なんらかの悩みを持っていたりして「ヒント」を求めておられる方まで。とにかく、30分を5回、合計2時間半の濃密な時間を過ごしました。
にしても、疲れたよ…。

*1:ただし、講演というよりも漫才形式(笑)

*2:って、誰も読んでねーよ(笑)

*3:みてくれ?カテゴリー?

*4:って、誰も読んでねーよ(笑)

*5:なんでも、「新幹線ふうにしました」とのことです。よーわからんけど(笑)

語る方法

今日は、加古川で高座。
その前に、ちょっと腹ごしらえ。加古川と言えばカツメシです。お友だちのYさんと合流して、旭食堂へ。ここは、寺家町商店街をずい〜っと奥へ進んで、商店街が切れてしまった先にある昔ながらの食堂です。
このカツメシ、まずは安い!だって、お皿の上のごはんがほぼ隠れるくらいのカツ*1が乗って、その上にカツメシのソース*2がかかっていて、800円です。もともとサクッとしていたカツの衣にソースが適度に染み込んだ感じが、なんとも言えません。それなりの量あるように見えて、あっさりと食べられます。ソースも、なんというか、昔ながらの洋食屋のソースですね。おもしろい味です。
で、食べ終わったら、会場へ。
今日は性教協の高座なので、あまり基礎的なところをやる必要はありません。それだけに、難しいというか、自由というか…。
で、話しはじめたのですが、ある人から鋭いツッコミがガンガンはいります。
「それ、もう少し説明して下さい!」
「しゃべったのはあなたですか?生徒ですか?」
etc,etc…。
そのうち、だんだんわかってきました。わたしのしゃべり方って、主語が欠落することが多いんだ…。そら、わかりにくい人にはメチャクチャわかりにくいはずですよ。で、そのツッコミを入れている人は、そういうことがわかりにくい人*3だったんだ。
じゃぁ、あの人にわかってもらうためには…。わかってもらえるように、わたしが話す以外、法はないですよね。
そこから、できるだけ主語と述語をはっきりと提示するようにしたのですが…。
これがまた難しい。わたしは「横道にそれる」芸風なんですが、これがたぶんその人にとってはすごく不親切なんだと思うんです。というのは、横道にそれたところは、本筋を考える時には、一部スルーして、ちょこっと本筋に応用みたいな感じなんですね。この「スルー」が、その人にとってはたいへんなようです。
まぁこのあたりについては、しゃーないので、「ゴメン」と思いながらやることにしたのですが…。

でも、自分の語りを自分自身で分析的に聞くっていうのは、すごくいい勉強になりました。きっと教室にいるであろう、その人の「仲間」のためにも、ほんとうにいい気づきをさせてもらいました。

そうそう、当日参加された方で、「あれ」が必要な方は、こちらまで。

*1:関西で「カツ」は、当然牛です。

*2:デミグラスソースみたいなもの

*3:早い話が発達障害の人

タイトルとストーリー

12月に京都で開催されるATACカンファレンス2008の一環として、「リビング・ライブラリー」が開催されるみたいです。今年の6月28日に朝日新聞紹介されて、その日にはあちこちのブル具で反響があったみたいです。ちなみに「リビング・ライブラリー」でググッても、ほとんどが「居住空間の中の書架」みたいな感じですわ(笑)。「生きている図書館」でググると山のようにでてきます。
で、先ほどの「リビングライブラリー」のリンク先を見ると、なにやら見慣れた文字列が…。
いや、突然メールが来て、そういうハメになりました(笑)。
その日、わたし、本になっていますので、まぁそういうことで^^;;

そうそう、今日、事務局の方から「本のタイトルとストーリーを教えて」という電話が来たので、ちょこっと考えました。で、次のようなタイトルとストーリーにしました。

「自分の航路を刻もう!−トランスジェンダーという生き方−」
「ありのままのわたし」を生きるための手がかりを、セクシュアリティという側面から考えてみませんか?

あぁ、またうさんくさい言葉を使ってしまった_| ̄|◯

とか言いながら(笑)

夜は八幡市で高座。
1時間半の予定が、いろいろあって1時間10分ほどしかありません。大いにあせりましたが、みなさんの反応がすごくいい!そのおかげで、つい延長してしまい、結局1時間半ほどしゃべれました。よかったよかった(笑)。
いや、基本的には「延長」はあかんと思っているのです。なので、途中でちゃんと仁義を切りました。
「あの、すみませんが延長します。用事がある人は帰って下さってけっこうです。みなさん全員が帰られても、わたし一人でしゃべってますし」
これがウケたみたいで、みなさん最後までおられました。すみませんすみません。
結局、話が終わって、その後会場におられた方々といろいろ話をして、最後は
「このあたりでおいしいお好み焼き屋はありますの?」
という定番の話をしたりして、そうとう楽しかったです。

今日は、午後からオリーブというところで高座です。ここは「こころの保健室」というのをやっていて、毎回精神障害にかかわる体験談を聴く講座をしておられるようです。で、なぜかわたしのところに話がやってきたみたいです。はじめのうちは、「いや、もうちょっとマシな方に話をしていただいた方がいいんじゃないですか?」みたいなことを言っていたのですが、「かまわない」ということだったので行かせていただくことにしました。でも、ほんまにええんかいな…。
最寄りの駅を降りて、会場に行く途中お好み焼きを食べるべく「ムラ」を散歩してみたのですが、ありませんでした。メッチャ寂しいなぁ。
で、会場に到着。
担当の方が「緊張してこられましたか?」と言われたのですが、そんなもんするわけないです(笑)。というより、ひたすら眠いのが問題です。どうなるやろう…。
で、高座開始。
障碍者施設というと、かつてピア大阪で高座をやったことがありましたが、あちらはどちらかというと肢体障碍の方々で、こちらは精神障碍の方々と、そのヘルパーの方々がメインです。やっぱり雰囲気が違います。でも、真剣に聞かれる空気はどちらも同じかな。
しゃべっているうちにアドレナリンが出てきたのか、だんだん元気になってきて、無事終了。
その後、すごい活発な質疑応答なんかもあって、かなり楽しませていただきました。