距離かな…

で、肝心のお座敷は…。
みなさんまじめな感じです。はたして笑っていただけるのか。
かなり不安だったのですが、
「かなり捨て身のネタなんですが…」
とか笑いを促しているうちに^^;;、だんだんと笑いが出てくるようになりました。とりわけ局所的には体をよじって笑っておられます。助かりました。にしても、最前列におられる教育委員会の方、複雑な表情をしておられたのは、わたしの気のせいかなぁ*1
終わってからK野さんといろいろ話をしていたのですが、どうも「距離」じゃないかという分析です。たしかに教室が長細くて、しかも当然のことながら後ろから座られる。となると、どうしても笑いのオーラがこちらまで届かなくて、それで空回りをしてしまいがちになる。
やっぱり「はこ」って大事なんですねぇ。いや、もっとわたしに「力」があれば関係ないんでしょうけど…。

*1:たぶん気のせいじゃないと思う

なぜわたしが…

今日は昼から関西学院大学へ。なんでも、教員免許更新講習らしいです。
わたしは個人的にはもちろん免許更新制には反対の立場です。でも、個々の講座については「おっ!」と思うものがあることはわかっています。やはり、それぞれ担当される大学教員の方々が「どうせやるなら」ということで、「ぜひこれを」と入れられる講座がとてもおもしろいものなんです。
関西学院大学では「多様なセクシュアリティー」についての講座があって、そのゲストスピーカーとして行くことになりました。
教室の後ろから受講生のみなさんをのぞくと、さすがにみなさんものすごくマジメというか、前向きというか、真剣というか…。すごすぎです。そりゃそうですね。これから10年間の生活がかかっているわけですから。いや、たぶんそれだけじゃなくて、元来教員というやつ、けっこう前向きな生き物なんだと思います。
でも、さすがに今日一日で6時間。おそらくはそうとう疲れておられるでしょう。はたして笑ってもらえるか…。
ドキドキしながら話しはじめると、けっこう笑ってもらえたのでかなりホッ。と、途中で気づきました。自分が担当している時間が14:50〜16:10です。って、1時間半だと思っていたら、1時間20分しかないやんか!
そこからは焦りまくりです。そうでなくても2時間近くかかるのに、どないすんねん。ネタを細かく細かく短縮して、とにかくタイムを削っていきます。ほとんどモトGPの予選です(笑)。
結局1時間半かかってしまいました_| ̄|○。すみませんすみません。

第6ラウンド開始・あこがれの松高

で、今日は松原高校の教職員研修会。
松原高校と言えば、同推校としてももちろん有名ですが、わたし的には「在日外国人問題の原点を考える3 出会い」に出てくる車一美(チャイルミ)さんたちのことが真っ先に浮かびます。
河内松原の駅でS木田さんと合流。学校に到着してまず案内してもらったのが、松原高等学校の目的と原則の石碑です。

一、一切の差別を許さない学校
一、落ちこぼれを許さない学校
一、地域に根ざした学校
以上の三目的を集団主義の原則に基づいて生徒・教職員の団結で実現すること。
第九期生卒業記念

すごいよ…。これ、卒業記念の石碑ですよ。いよいよ気持ちが盛りあがってきます。
で、会議室へ。
ピシッと並ぶのではなく、なんとなく雑然と、でもいい感じで椅子が並んでいます。かえって距離感が近く感じます。みなさんの顔がよく見えるので、かえってしゃべりやすいですね。
にしても、やっぱり大阪ってしゃべりにくいけどしゃべりやすい。ネタがあうんですよね。部落問題・在日問題はもちろん、クラスの話とか授業の話とか、こちらが投げたボールをきちんと受けとめて下さる感じです。ただ、こういう時って得てして時間が長引いてしまいます。やばいよなぁと思っていました。ちなみに今日は「1時間45分厳守!」と言われていたのでかなり不安だったのですが、がんばって1時間45分ぴったりでおさめました。よかった^^;;。

第5ラウンド開始

今日は生駒でお座敷。開始は9時45分。てことは…。7時15分には家を出なくちゃ着かないかも。
がんばって走ったら、9時前に到着。ホッとしました。
今回呼んで下さったのは、ここのメンバーのうちの1人の方です。もうかれこれ20年近いつきあいがあります。それだけに敷居の高さも感じてきたし、それだけにそれを越えた時の深さもあるんだろうなぁと思います。まだまだ越えている最中なんですが。でも、呼んでいただけたことは、ほんとうにうれしく感じました。
で、到着して懸案事項を相談。
「あの、生駒の人は笑わはりますか?」
「笑わはりますよ(笑)」
よかった…。
なんでも、生駒の市人協で課題別研究会をするのは今年がはじめてとか。その第1回の研究会だそうです。滑ったらどうしよう…。えらいプレッシャーですね。
最初のあいさつで
「どんな話にも学ぶところがある」
と含蓄深いお言葉が出ました。すみません。わたしの話にはネタはあるけど学ぶところはありません(笑)。
話しはじめたら、おひとり「試験官目線」の方がおられることに気づきました。「気になるなぁ」と思っていたのですが、やがてその方の目がひょいと細くなりました。
「笑ってるよ\(^o^)/」
どうやら今日は成功のようです。
おわりのあいさつ*1この時の話*2を出されたのはにはかなり焦りましたが、まぁ無事にすんでよかったよかった。
そうそう、教職員の方々に混じって大学生の子らが来てくれていました。
この子ら、「世の中のために、なにかできることをしたい」と言っている前向きな人たちなんです。でもまぁ、大学生だしね。まだまだ「自分ってなんだ?」ということを深めた方がいいんじゃないかとも思うんですよね。みたいなことを話してしまったのですが、歳をとってしまった証拠かな(涙)

*1:わたしに声をかけて下さったおともだち

*2:お風呂の暗証番号のくだりです。ただし、日記には書いていないこともあったりして…

第4ラウンド開始

で、夜は大阪市職のユース部(青年部)の役員研修らしいです。にしても、仕事が終わった後にこんなんあるんだ。疲れているだろうに、すごいなぁ…。
集まってきた人を見たら、マジでみなさん若い!てことは、ネタが通じない可能性が大。逆に言うと、通じる人はかなりマニアックっていうことですね。
話しはじめると、さすがに寝る人が出てきます。そりゃぁ疲れているわな。でも、途中で起き出すのが、これまたさすが役員をやっている人です。
前の方でやたらウケている人(仮にAさんとします)がいます。助かりました。
終わってからマイクの片づけをしている人がいるので、
「ケーブルの巻き方、8の字にまくんですよ」
と実演していると、Aさん登場。
「僕、元放送部員です」
8の字に巻きはじめられます。と、Bさん登場。
「僕も元放送部員です」
なんちゅうところや…。

第3ラウンド開始

大阪から環状線で西成へ。
今日はこの日のリターンマッチだとか。いや、前回は日曜日だったので、平日にもう一回と言われただけのことなんですが…。にしても、みなさん物好きやなぁ…。
会場にはいると大きな会議室にほぼ満席です。どないなってんねん…。
にしても、大阪で話をするのはやっぱり緊張します。レベルが高いですからね。でも、そこは優しい大阪の人たちです。わたしの低いレベルでも、充分にウケてくださいました。感謝です。
今日もいろんな人たちの視線を感じます。特に笑顔で聞いて下さる方の視線にはほんとうに勇気づけられます。立っている場所を少し変えると、はっきりと顔の向きを変えられます。前の人の頭が邪魔になったら、ちょっと首の向きを変えて、とにかくわたしのほうを見て下さる人もいます。「あぁ、心がつながっているなぁ」という気がします。
話を終えたら、ひとりの男性が来られました。いただいた名刺には「KCC」と書いてあります。てことは、うちの父親を知っておられるかな?父親の名前を名のると、さえぎるように
「知っています。昨年5月の追悼式に参加させていただきました」
と話されました。李清一さんでした。
ひとしきり父親の話をしました。こんなところでも父親と会うんだ…。「こういう生き方をしてよかった」と思えるひとときでした。

第2ラウンド開始

今日は、県内のリーダー啓発講座とかいうお座敷です。「中・上級向け」とか書いてあるのが笑えます。たぶん企画書書く時にこういう書き方しないとあかんかったんやろなぁと…。
高座の前に軽く食事。太刀魚うまいです!◯ールもうまいです(笑)。

集まってこられた方は年齢層もさまざまです。前の方におられる高齢の女性が、ほんとうにニコニコしながら話を聞いて下さいます。ところどころでツッコミを入れてこられたり。なんとも暖かく、でも熱心な人たちに脱帽です。
人前に立つと、さまざまな視線のパワーを感じます。例えば「試験官」のような視線もあれば、拒否の視線もあります。受容の視線もあれば、「もっと聞きたい」という視線もある。真剣なまなざしもあれば、笑顔のまなざしもあります。時として視線がない(笑)(もちろん寝ているという意味ね。視覚障碍の方からは視線を感じます))こともありますが…。
でも、いずれの視線も、わたしの話へのその人のリアクションなわけです。そんなものを感じながら、あっという間に2時間が過ぎます。まぁ話をしている方はあっという間ですが、聞いている方は長いだろうなぁ(笑)。

第1ラウンド開始

今日は午後から「おおいたCAP」の公開研修会です。
とりあえずわたしは会場へ。到着したところで、SちゃんとHボンのふたりはU佐へm(__)m。
部屋にはいると、今回の仕掛け人のH本さんがおられます。あ、この人も「じゅんこ」さんだ…((純子さんですけどね))。しばし再会を喜んで、ちょこっと打ちあわせ。なんか今日はSちゃんをおっかけてる「明るいストーカー」さんがカメラと一緒に来られているとか。さらに、新聞記者もおられるとか。どないなってんねん。
受付に行くと、事前申し込みの人がおられるそうな。見てみると、去年漫談をした学校の生徒さんと保護者の方がわんさか来られるそうです。みんな好奇心旺盛やなぁ…。
やがて漫談開始。
O分の方、とっても好きです。みなさん、ほんとうにウケてくださいます。後ろで「明るいストーカー」の方もウケてくださっています。おかげさまでしゃべりやすいことしゃべりやすいこと。
で、無事第1ラウンド終了です。
終わってから、個人的に話をしに来る人やらなんやら。そうそう、今回は
「本を売りたい」
という要望があったので、久しぶりに『トランスジェンダリズム宣言』を20冊用意してもらいました。こいつが完売です。しかも「サイン」とか言う人がいます。古本屋持っていったら売れなくなるのになぁ…。
そうこうするうちに、U佐からもどったふたりが到着。「はい」と忘れ物を届けてくれます。ありがとう(;_;)。

夜の仕事・あこがれの柴島

夕方前に家に帰って、その後新大阪へ。
今日は東淀川人権文化センターで、「教育共闘」というグループのお座敷です。集まってこられたのは、西淡路小学校・啓発小学校・淡路中学校・中島中学校・柴島高校という、まぁ濃いぃところの同担の教員の方々です。
こんな面々ですから、マクラは1994年だったか、はじめて全同教でレポートをした時の話*1でしょう。てか、ちょいと検索してみたらこんなん出てきたし(笑)。

話しはじめると、なんか、やりにくさとやりやすさが妙に同居している感じです。やりやすさは、おそらくは解放教育という同じ空気を吸いながら日々仕事をしているところかな。やりにくさは、おそらくは聞いておられる方々の方がうちの学校よりももっとしんどいところで、でももっと地道に活動をしておられるところかな。
そんなことを考えながらも、気負わず、引かず、わたしはわたしなりにやってきた子どもたちのとつきあいなんかを淡々と話をするだけです。
まぁそんなこんなで話は無事終了。

終わってから柴島の教員の方と雑談。
柴 島「なんか、似ている感じですわ」
わたし「いやぁ、そんなとてもとても」
そんな感じかな。
でも、柴高の人と話ができて、かなり感激(笑)。

*1:同じ分科会に中島中学校と荒川商業高校定時制がいたんですよね。あぁ濃いぃ

で、泉北方面へ

新幹線→在来線と乗り継いで、到着したのは大阪市のすぐ南側にあるS市。今朝早起きしたのは、ここで午後から組合関係の集まりがあるからなんです。
今日はかなりこぢんまりとした会なんですが、集まっている人一人一人が濃いぃんです。というか、昔からの知りあいが半分くらいかな。はじめのうちはかなり緊張して話をしていたのですが、それでも徐々にこちらの緊張も解けてきて、それにともなって聞いて下さる方々の雰囲気も柔らかくなって、最後はけっこう楽しく話を終えることができました。
にしても、最初の「ネタ」が使えないのが痛いなぁ…。