「わたしのとりみだし方」と暴走すること

人権学習月間2日目は、2年生の人権学習です。テーマは在日外国人について。ゲストスピーカーは金和永さんです。去年までは、このテーマは三木幸美さんに来てもらっていました。でも、今年はすでに講演依頼がはいってたとのことで、断念。ならば誰にお願いしようかと。というところで、ここはふぁよんさんにお願いしようかと。タイトルはもちろん「わたしのとりみだし方」です。
てことで、午前2時間の空き時間は準備。しまった、4時間目がつまってるってことは、迎えに行けないってことじゃん。幸い、同じセクションの若い衆がいってくれることになってホッ。
授業を2発終えて、昼休み。ふぁよんさんと「久しぶりー」とあいさつして、体育館へ。さっそくセット開始です。セットは思いの外早く終わったので、少しゆっくりおべんとです。
で、いよいよ講演会。
ふぁよんさんの語り口がいいですね。幸美ちゃんの語り口は、どちらかというと言葉に力がある。それは、言葉への信頼というか確信というか、そういうのがあるからかな。それに対してふぁよんさんの言葉は瞬間の躊躇がある。それは確信がないというわけではなくて、常に自分と対話し続けてる感じがあるのかな。なので、確信を持った次の瞬間に、その言葉への疑問が湧いてくるという感じ。
そんな中で、ライフストーリーが語られます。もちろん話はひいおじいさんやひいおばあさんのところから。そういうもんですよね(笑)。続いて猪飼野の歴史。ここまではいい。ここから、なぜ自分はこの話ができる/するのか。そして、自分の立場を問い直しはじめる。
話を聞きながら、この話はどこへ行くのだろうという期待感が湧いてきます。
やがて話は「とりみだし」へと入っていきます。自分のとりみだし経験を語りながら、ではまわりはどうするのかと問う。そしてふぁよんさんは
「とりみだしにつきあう。自分もとりみだす」
とされます。
そうなんだよなぁ。それが大切なんだよなぁ。
エンディングはベトナム人のお母さんへのインタビュー。
「子どもがベトナム語を忘れていくことが悲しい」というお母さんの言葉をひきながら、インタビュー中にベトナム語でキャッキャしてるおちびちゃんの姿を映して
「この子に対して日本の教育だけをするのか、ベトナムの教育もするべきなのか?」
という問いを残してフィニッシュです。
いいなぁ。子どもたちはどんな感想を持つのかなぁ。
で、仕事へ向かうふぁよんさんを駅まで送って
「また遊ぼうねー」
てバイバイ。
その後職場にもどって脱出準備。今日行かなかったら、次に行くタイミングがいつになるかわかりません。向かう先は京都府国際センターです。
この間、少し暴走気味に走ることにしています。誰の許可も同意も得ずに、とにかく思いついたこと、正しいと思ったことをしつづけています。そのひとつのことが、この夏の研究大会で日本語指導を必要とする子へについてのレポートを集めてガッツリ話題にすることです。そこにH江さんに来ていただいて深堀をしてもらう。その謀議ですね。
ここでいろいろ情報交換。課題はどんどん明確になってきます。やらなきゃならないこともどんどん増えていきます。でもそれをやろう。H江さんも
「暴走するくらいでなきゃ動かない」
って言っておられましたからね。
結局1時間くらいいろんな話をしました。さて、ロピアに寄って合挽きミンチを買って帰ろうかな。

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