またまた日常へ

今日の午前は第2のふるさとに出張です。少し荷物もあるので車で行きましょう。ちんたら走って、途中、第2のふるさとの郵便局へ。すると、放送部の卒業生が忙しそうに働いていました。よかったよかった。
ほんの少しだけおしゃべり。
そして会議場所へ。
会議の内容は前回の続きです。
それにしても、生活習慣とテストの点数の相関関係がおもしろい。今日日、すでに朝食抜きの子はほとんどいません。つまり、そういう家庭はあまりないってことです。でも、スマホの使用時間とテストの低得点は見事に相関が出ています。あと、国語の得点と勉強時間はそんなに相関がない。そうそう。数学についてはトップ層よりも2番手の層のほうが勉強時間が長いのかな。まぁこのあたりは通塾との関係もあるか。そして国語の低得点と読書時間の相関もすごいですね。
まぁただ当たり前ですね。本も読まず、勉強もせず、スマホでゲームとSNSとyoutubeにまみれてたら、そりゃ、点はとれんわ(笑)。結果は簡単でした。

会議が終わったら、職場へ。おべんと食べて、書類を書いて。と、明日の「保健デー」の実施要項が飛んできました。あわてて
「明日の昼休み、スクリーン吊りな。放課後撤収な」
と連絡。
そこからzoomです。zoomが終わったら、少しウダウダして、スタート。火曜日は夜の仕事です。

今日の模擬授業は、まずは地理の授業。オセアニアの気候のことです。ちなみにこの学生さんは、3回の模擬授業をすべてオセアニアの地理に使われました。なので、一貫した授業を展開されます。第1回目は地理と気候。2回目は歴史です。そして今回は気候の補足とまとめ。このまとめがすごいです。地理と気候を結びつけることで、人が住む場所と農業をする場所。そして鉱物がとれる場所がわかる。そして、農業や鉱物が商業と結びついたとき、白豪主義ではもたなくなるので多文化主義へと舵を切らざるを得なくなる。それらが見事にリンクします。
もちろん教員はこういうことをやるわけなんだけど、それを模擬授業に落とし込んでくるのはすごいな。
ただ、なんとなく大学の講義に近いかな。これをノートにとってまとめるのはなかなかキツイかも。なので、あとは生徒を前にしてアレンジしていくことかな。でも、きっとできますね。
もうひとりの模擬授業は前回の宗教の続きです。前回はポケモンからスタートという、おもしろいつかみをしてくれました。今回はサッカーからですね。タイムリーな話題から入るのはとてもいいですね。
今日のテーマはヒンズー教と宗教のまとめです。マニアックです。と
「仏教発症の国は?」
との質問。もちろんインドです。
「なのに、なぜヒンズー教が80%だと思う?」
いい発問です。てか、ほんとだわ。
そこからヒンズー教の話へ。そして「食べられないもの」の話。
「ヒンズー教は牛だよ。牛は神の使い。奈良の鹿と同じね。あと、豚はイスラム教だよ。間違えないようにね!」
大切です。たぶん、わたしもこれで間違えない(笑)。
最後のワークは秀逸です。
ただ、少し気になったところがあったのでコメント。
「宗教や文化の違いに起因する摩擦をトラブルと言ってしまうと、中学生は「相手の宗教や文化」のせいにしてしまう可能性があるんじゃないかな?どういう言葉を使えば相対的なものになるだろう」
ただ、学生さん、このワークもすごく考えてつくっておられます。ほんとにこちらが勉強になりますね。
今日も夜の仕事に元気をもらって、さぁ帰りましょう。
しかし、こんな1日が日常なのか?