岩倉精神医療散歩

今日は某人権教育研究会のフィールドワークです。このご時世なので、遠出はできず、できれば京都でということなので、どこに行こうかと。ウトロは来年度祈念資料館ができるから、その時ですね。朝鮮初級学校に行くのもいいかなとも思いましたが、前に中高級学校に行ったことがありますからね。思いっきりマニアックなところで「弓矢町フィールドワーク」というのもありますが、やはり心が惹かれるのが「岩倉」ですね。
発端は5年前の「洛北岩倉と精神医療」です。とにかくメチャクチャおもしろい講演でした。この講演を現地を歩きながら聞けたらすごいだろうなと。そしてもうひとつ、たぶん誰も知らない話でもあるだろうなと。
てことで、叡電岩倉駅に集合です。雨が降ってます。が、中村さん、歩く気でおられます。まずは駅の屋根の下で概論を話されます。そうこうするうちに雨もやんできたので出発。十王堂橋がスタート地点です。ちなみに、かつてはここが岩倉の入り口でした。そこから岩倉川に沿って「八丁街道」を北上していきます。
が、中村さん、あちらこちらと寄り道をされます。それをたしなめる「助手」の娘さん。おもしろいコンビです。ちなみにこのあたりは「高貴なお方」が里子にいたところなんだとか。
ひょいと駐車場の横にある小道で立ち止まって説明されたのが、「不審火」の現場です。フェンスのところに埋まってる踏み石がその名残なんだとか。おもしろい。
で、またまた狭い小道を縫いながら歩いて、石座神社へ。さらに北上してちょこちょこ歩くと、旧岩倉病院近くへ。現在は岩倉団地になってます。その手前に保養所がいくつかあります。ただ、今は「フツーの人」が住んでおられるので、あまり大きな声で案内ができないんだとか。なので、手前のところで解説されたあと、家を指さして、そのまま通過。
そうそう。このあたりに保養所で働いていた人の宿舎跡があります。ここ、実はランニングのコースで「この家、なんなんだろう」と思っていたところでした。疑問が解けますねぇ。
で、京都癲狂院跡へ。この公園がそうだったんだ。ちなみに毎年お正月に来ているところがそうだったんだ。そして奥にある「井戸」と「滝」の見学です。が、ここも病院の土地なので指さしだけ。
そんなこんなでフィールドワークが終わったのですが、3時間近くウロウロして、その間ずっとカメラをまわしてたので、さすがに疲れました。
とにかく帰ろう。
帰ったら、恒例のzoom会議。疲れた…。

岩倉精神医療散歩” に2件のコメントがあります

  1. 昔、まだ20世紀だった頃、洛陽病院の宿直バイトしてて一回だけ岩倉病院からの救急搬送がありました。患者さんについているスタッフさんが屈強な体格だったのが印象的でした。

    1. 精神神経科の医者も運動部出身が多いんだとか。Kうさんはサッカー部、O田さんはラグビー部です。若手精神科医の最初の仕事はあばれる患者さんを押さえ込むことなんだとか。ただし、I田さんはジャズ研だったらしいです。

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