少し進んだ

今日は午前は京都府最南端近くにある山あいの町に出張です。ここの中学校の支店長は古ーいお友だちで、前から「保・小・中・高の人権教育担当者の交流会をしよう」って言ってました。ちなみにそのお友だちも第2のふるさとで教員やってたので、イメージがそろってるんですよね。
てことで、会場の小学校へ。
うわぁ、すごい!運動場がメッチャ広い。さらに校舎に入るとおしゃれ。真ん中に広い吹き抜けのホールがあって、2階がギャラリーになってて、そこに教室があります。全校集会がホールでできるな。中庭を見たらステージもあります。そして見晴らしがいい。
あまりにもすばらしい環境です。
で、会議開始。ちなみにここのガッコの人権教育担当者、うちのガッコの卒業生です。当然、わたしのことを知ってます。前のガッコでも人権教育担当者をやってたとのこと。うれしいですね。
ただ、環境がいいからといって、学力が高いかというと、やはりここでも格差があるみたいです。「埋められない10点」をどうするか、ひたすら実践を続けておられるとか。
いろいろ話を聞いていて、ふと気になったので聞いてみました。
「あの、地域間の違いってありますか?」
すると
「あ、ありますあります」
とのこと。
実はこの小学校、かつては町に4つあった小学校が合併してできたとか。そして、その4つの地域の「雰囲気」は、いまだに残ってるとか。
「A地区はマジメですね。B地区は独特やなぁ。遊ぶならC地区ですね。D地区は…町の子やね」
他のセンセも頷いておられます。
なるほどなぁ。小さな町の中にも、いや小さな町だからこそ、地域によって文化が違う。その文化の違いが学校文化との親和性の高低とか有無につながる。それが学力に反映される。
「かつてね、水の対流を教えるときに、「お風呂沸かしたら上の方が温まるやろ」って教えてた時代があってね、家にお風呂がある子は「わかるわかる」ってなるんやけど、ムラの子はムラ風呂行ってるからわからへんって話があってね」
なんてことを久しぶりに話しました。これ、古いけど、今も続く課題です。
そんなこんなで、なかなか有意義で楽しい出張でした。
で、今日はそのままおうちへ。
まずはおべんとを食べて、ここからおべんきょです。6時間くらいあるかな。
とにかく手つかずのところが山のようにあります。どこから手をつけるか。
今書いてる分野、大きくはふたつありますが、そのうちのひとつについて、こないだダメダメ先輩から
「いつきさん、そこの分野、あまり関心ないやろ」
って言われました。たしかにね。関心ないわ(笑)。だから、これまでそこは掘ってこなかったです。だから書けないんだな。
いや、あちこちに書いてるけど、基本的には浅いんです。浅いといっても、オーディナリーピーポーよりは深いです。だから騙せてるけど(笑)、専門家は騙せない。
てことで、そちらは後まわし。関心のある分野から書くことにしましょう。すると、いろんな妄想が頭をよぎりはじめます。ここまで書いてええのか?いや、あかんやろ。グルグルしながら、いろいろやってるうちに、とにかく形になりました。
てことで、苦手分野へ。とたんに筆がとまりました(笑)。
そうこうするうちにタイムアップ。でもまぁ、少し進んだ。あと山はふたつ。タイムリミットは明日(笑)。
詰んだ…。