在宅勤務してみた

他府県でも在宅勤務はすでにされてますが、いろんなところがいろんな方法でやってるみたいです。もちろん「宅」で「勤務」に変わりはないのですが、それらの定義からはじまって、内容、さらに事後の報告にいたるまで、千差万別かな。
例えば、「宅」の定義として
ーーー
在宅勤務を実施する揚所は,在宅勤務を行う職員(以下の自宅(実施職員が現に居住している住居をいう)に限るものとする。
ーーー
なんていうところもあるみたいです。
業務の内容もこと細かに決められていたり、報告も成果物を出さなきゃならんところもあるというウワサを聞いたことがある気がします。
で、京都府はというと…。
まずは8時半にガッコに「今から在宅勤務しますよ」とメール。ちなみに、「宅」の定義はありません。そりゃそうです。だって、例えば京都府北部に自宅があって事情で南部に勤務してることもないわけじゃないです。あるいは、研究室を別途借りててそこに資料があるとか、美術系の人でアトリエ借りてるとか、現実はいろいろです。行政の人が「こうだろう」と想像するより実態ははるかに多様だってことです。だから、定義を厳密にすればするほど、そこからはずれてしまうことがあるってことです。ただ、なぜ厳密にするかというと、たぶん「不信感」があるからです。あるいは、外部からのツッコミに対して「きちんと指示してて、あれは違反」と切り捨てるためです。
ちなみに副支店長に「「宅」の定義は住民票のある場所?」って聞いたら「まぁ、そこは柔軟に」って言ったあと「公共の場所はダメ」って言ってたから、そういうことなんでしょうね。どうやら信頼関係がここにはあるようです。
で、勤務の中身はというと、場所によっては「これが勤務内容」として列記してあるところがあるようです。これ、めんどくさいです。というのは、例えば実際の授業の局面になると、生活のありとあらゆるところに「ネタ」が落ちてます。「生活にはネタが埋まってる」です。なので、それを掘り起こすこともまた教材研究であり教材開発です。ところが、内容を列記されると、そういうナマ物的な教材がつくりにくくなる。これも、おそらく「宅」のことと同じかな。が、京都府は「以下のようなことが考えられる」として、例が示してあるだけです。なので、柔軟に解釈できます。
で、途中45分の休憩をとって、17時に内容を列挙した勤務終了のメールを入れておしまいです。
ちなみに、勤務中は原則的には「宅」から出られません。が、通常勤務をしているときも、例えば郵便物を出しにポストまで行くときにいちいち出張や年休は出しません。その程度の柔軟さは在宅勤務でもあります。まぁ、常識の範囲内ってことです。
てことで、ジェンダー・セクシュアリティにかかわる「これからの人権教育」についての研究が少しできました(笑)。

さぁ、あとはビールだビール!
しかし、通勤時間がゼロだと、メッチャ有意義な生活が送れるなぁ。

いろいろ激動が重なる

今日は11時から職員会議です。内容は在宅勤務にかかわる話です。
なんでも各セクションを3班にわけて、3交代でまわすんだとか。なお、在宅勤務の日は「出勤してはいけない」とのこと。なので、同じ班ではない人とは当分会えないってことです。まぁ別に会いたい人がいるわけではないのですがね(笑)。
でも、4月からはじまったセクションが少しずつ仲良くなってきて、これからだなってところで会えないのは、やはり寂しいものがありますね。てか、互いに連絡をとりあって、必要なときは会議もしなかったら、休校が解除になった瞬間から膨大な量の仕事がふりかかってきててんやわんやになってしまいます。
てことで、セクションのライングループをつくるなど(笑)。
午後は今年セクションが変わった人が遊びに来たり。
なんか、和やかな職場ではありますね。わたしは乗馬マシンに乗りながらおしゃべりに参加。
てことで、定時に退勤。
まぁなんとかなるか(笑)。

飲み続け

なんでも崇仁新町が再開するらしいという連絡がIちくんから来たので、昼過ぎに崇仁新町で合流することにしました。お店に行くと
「せんせにラインしようかと思ってた」
とのお言葉。完全に常連化してます。ちょっとうれしい。
まずはビール。

この図柄は久しぶりです。何を頼もうかな。ちょぼ玉かな。

つくってはいただいたけど、たくあんが入ってないからタダと言われてしまって、もうしわけないなと。
やがてIちくんがとうちゃくしたので、久しぶりのちょぼ焼きといきましょう。

今日はミンチがないのでチーズが明太味とカレー味の2種類になりました。ちなみに
「チーズは新しいのあけたで」
とのこと。久しぶりの開店なので、いろんなものが古くなってるんですね。でも、あけられただけマシなのかな。
他のお店を見ると、まったくお客さんが入ってません。まぁしゃーないかもしれませんね。お店の大将は別のお店の人とビールを飲みながら、いろいろ情報交換をしておられるようです。と
「向かいでチャーハン買ってくるけど、一緒に買う?」
とのこと。Iちくんが注文してくれて、しばらくすると出前をしてくださいました。てか、出前か?普段は1日長蛇の列なお店が2軒ともまったくお客さんがいません。なので、持ってきてくださったとのこと。

おぉ、これは!チャーシューが乗った「スペシャルチャーハン」とのことです。これを通常チャーハン価格で売ってくださったのは、やはり「焼き焼き」さんが常連だからかな。にしても、ほんとにお客さんがいないんだろうな。
お味の方は。うまいなぁ。唾液が出てくる。なるほどなぁ。これが新福菜館のチャーハンなのか。
あと、お店の中に入れてもらって「仕事してるふり」をさせてもらって遊ぶなど。

さてと。頃合いもいいので帰りましょう。
家に帰ったら晩ごはん。「また飲むのか」と笑われながらビールを飲んで。
その後、秘密結社のZOOM飲み会。はじめはきごちなかったけど、だんだんほぐれてきました。なにより川崎の人が参加されていて、これはいいなと。あと、ふと消えてしまう人もいて、これまたいいなと。
とてもフリーダムな飲み会になりました。
てことで、12時間くらい飲み続けたな。明日はアカンやろな。

急転直下

昨日出た緊急事態宣言というか、「特定警戒都道府県」に京都が指定されたので、もしかしたらということで車で出勤です。てか、職場は職員向けのメール配信とかはじめてて、朝に職員集合をやる連絡もまわっていたりします。
とにかくいろいろたいへんです。
もっとも、家にいるときとか職員室にいるときは、そのたいへんさを実感しないんですよね。まぁあたりまえっちゃああたりまえなんですけどね。
で、最終的には登校日がなくなったのはいいとして、在宅勤務を「しなさい」ってなったのがびっくりです。なんでも3チームつくって、1チームは出勤するけど、残り2チームは学校に来るなということになるようです。
「もしかしたら」はこのことだったんですよね。つまり、おべんきょ部屋に入れなくなるってことです。なので、持ち込んだ本を車に積んで帰ることにしました。
夜はKっ川くんのリハビリです。なんでも少しがんばりすぎたので、少しペースを落とすんだとか。ホッとすると同時に、お医者さんに「リハビリが足りない」と怒られそうやなと。ただ、筋トレの効果が出てて、パッキパキになってた肩の状態が、かなり柔らかくなってるんだとか。
まぁそんな感じの金曜日です。

アカン流れ

ここしばらく、なにが重いって、PCです。いかにRZ5が軽いとはいえ、それでも電源を含めると、やはりめっちゃ重いです。なんでPCかというと、おべんきょ部屋に持っていくためです。が、昨日はレポート書いてたからおべんきょ部屋は使ってません。てことは、PCも使ってない。
本来、PCなんか持ち歩くものじゃなくて、持ち歩くべきものはデータなんですよね。なのに、なんでこんなことやってるかというと、ガッコがデータを持ち歩くことを前提としてないからです。USBメモリはもちろんのこと、ネットもプロキシで思いっきり制限かけてるから、校内LANにつながってる状態でしかデータが持ち歩けません。おべんきょ部屋のメリットはネットがないことなんだけど、最大のデメリットもネットがないことです。
せめて、官給品のPCをおべんきょ部屋に持っていって、帰ってきて校内LANにつなぐことでデータのやりとりができるようになる方法はないかなと探しましたが…。
あったo(^^)o!
これは使えます。一部めんどくさいことはないわけではないですが、これならなんとかなりそうです。
これでPCの持ち歩きが不要になるかな。てことは、肩に食い込むリュックの重みに耐える必要もなくなるな。やれやれ。

てことで、午後はペーパー読み。昨日に引き続きレビューを読みました。たしか最後に「ネタ」が書いてあったはずと思ってたのですが、ない。とりあえずもう一回前から読んでいくと、ありました!途中にあったのか…。
さらにおもしろそうなペーパーがいっぱい紹介されていて、これは読まねばと。
3時過ぎに恒例の筋トレ&リハビリタイム。その後、なぜか部屋にある乗馬マシンにまたがってペーパー読み。
でもアカンアカン。読むばかりではアカンのですよ。読んで満足するのはアカン流れです。とこで脱出できるか…。

レポートは簡単なのになぁ

一昨日、昨日読むためのペーパーを持って帰ったので、今日はそいつとPCをリュックに詰めて出勤です。重い…。両肩でリュックを背負うようにしていますが、これはこたえる。たぶんガッコに着いたらきついだろな。
職場に着いたら、今日は何するかを考えます。昨日残しておいたメモには「府人教/公募」と書いてあります。そうか、こないだの会議でレポート引き受けてしまったんだよな。てか、
「夏季研に出してないのに、ええの?」
と言ったら
「出して出して!」
と会長まで言ってたしなぁ。内容は「多様性ワークショップのとりくみ」です。すでにゲンコがあるので、それをA4版2枚にするだけの作業です。とひま、いろいろ削って、オチをつくって、午前いっぱいで完成。しかし、こんな低いクオリティでいいのか(笑)?
午後は持ってきたペーパーを読みます。すでに何度も読んだペーパーだけど、おさらいです。1988年のこのペーパーは、何度読んでもすごいです。あとは3回あるレビューですね。これで大きな流れがわかります。流れがわかれば、わたしの入る場所がおのずと顕在化するはずです。てか、たしかどこかに場所をつくってくださってたはずです。えーとえーと…。見つけた!
そうか、こんなニッチなところに書いてあったんだ…。
さらに、なかなかおもしろい指摘がなされてるペーパーがあったので、そいつをパラパラ。てか、これも読んでた。
従来、ジェンダー研究は女性と男性のギャップに着目してたけど、女性がひとかたまりなはずがないわけです。そこで、女性内分化に着目したペーパーです。
実はこの手のことは、すでにウィリスもやってるし、最近では知念さんの本もあります。が、いずれも「男性内分化」であって、女性はひとかたまりで見ています。もちろん、例えば知念さんはそれをわかったうえでやっておられるのですが…。
で、ペーパーを読んでいくと、そうやってカテゴリーをつくっていくのかとか、社会の要請をそのようにして内面化していくのかとか、女性内のトラッキングが見事に描かれています。
これ、使えるかも…。
とは言え、読むのは楽しいけど、書けない…(;_;)。

次の方向を向く

今日はちょいと用事で休みをとりました。とは言え、いつもの時間より早く起きてしまうのが悲しいです。まぁ理由はいくつかあるのですが、そのうちのひとつが「肩が痛い」です。というか、こわばってる感じかな。で、早朝から別件をひとつこなして、いよいよ今日の用事です。うまくいくかなと、ちょっと不安でしたが、家庭訪問の結果を受けてか、かなりスムーズに行きました。やはり「次を向いた」ってのが大きいのかな。
それにしても、手続きがたいへんです。あそこに名前を書いて、ここにハンコを押して。ただ、めんどくさかったのが「男扱い」されたこと。気がつくと動悸が激しくなって気分が悪くなってきて、ここまで身体症状が出るんだなと、あらためて思いました。
その後、パートナーと王将へ。実は、日曜日も一緒に来たんですよね。まぁ、ひとつ大切で大きなことが「次」へといったので、「おつかれさま」ってことです。
少し早めにすべてがおわったので、久しぶりにゆらゆらしながらペーパーを読んだり。
まぁ、穏やかに一日が過ぎていったかな。

おべんきょ部屋

ガッコって、とにかく資料がないです。少しつっこんだところまで調べようと思ったら、なにもない。もちろんないわけじゃないです。でも、あまりにも少ない。
例えば部落史の教材をつくろうと思ったら、やはり資料が必要です。家には『京都の部落史』(全10巻)をはじめ『井手の部落史』『近江八幡の部落史』などガチのがあるし、『近代日本と公衆衛生』みたいなのもあるし。在日朝鮮人にかかわる教材の資料だってガッツリあります。障害についてはないな。そしてジェンダー・セクシュアリティについてはガッコとは比較になりません。
なのに、出勤しなきゃならない。
たぶん、制度設計がおかしいんですね。もともとは高校教員は専門性が高いと考えられていて、自宅研修とかあったけど、35年くらい前から「ガッコにいるのが仕事」ってなりました。もちろん「研修」ってのはあるんだけど、自宅は認められません。もっとも、前のおべんきょ場所の図書館とか行っても、ジェンダー・セクシュアリティ系だとうちのほうが資料はたくさんあったりします(笑)。あ、部落史もうちの勝ちかな。資料なんてのは、そういうものなんですよね。
つまり、高校教員がそういう資料にあたるってことを考えない制度設計になってて、それは高校教員はそれほどの専門性をもたないって考えられてることとつながってる。てか、最近は大学教員ですらそんな感じか。でも、大学だったら研究室があるからな。

さて、休校中におべんきょしようと思うのですが、あまりにも環境が整ってない。どうしたものかと思ったけど、ここで「あるじゃないか!」と。放送室です。電話はあるので連絡はつきます。ネットがないから逃げなくてすむ(笑)。これはいいかも。
てことで、とりま、めぼしい本をキャスターバッグに詰め込んで放送室まで持っていきました。まぁずっとこもるわけにはいかないけど、ここを使っておべんきょしよう。

家庭訪問

今日は某所でちょっとこみいった話。わたしが用事があって行ったわけだから、本来は私が話をしなくちゃはじまりません。でも、こみいった話って、それではダメです。こういう時は、自分の話をするのではなく、相手の話を聞くところからはじめなきゃなりません。もちろん、上からどかんと押さえつけるのも方法ですが、それはあくまでも外圧です。内圧じゃないから、きっとやがて「あれ?」と思うときが来る。そうなったら、今日来たことの意味がなくなります。
とりあえず、1時間半ほどゆっくりと話をして、終了。
帰りの車の中で、「これ、どこかで経験した感覚だなぁ」と思ったんですが、思い出しました。家庭訪問だ。
こみいった話をする時は、テーマを出したあとはまず相手の話を聞く。それを教えてくれたのは、今まで出会ってきた子どもたちや保護者のみなさんなんですよね。それがこういう形で役に立つとはなぁ。