初のインクルーシブ分科会はビミョーやな

朝、目が覚めると6時半。休みというのになんの因果でとは思いますが、8時半には出ないといけないので、妥当なところでしょう。とりま、朝ごはんを食べてお風呂に入って、一段落して、出発です。
今日は分科会。わたしはインクルーシブ教育の分科会を選択。去年は教育課程の分科会でレポートでしたが、勉強です。
インクルーシブ教育というと、一般的には障害のある子とない子が同じ教室でともに学ぶという感じですが、ここではもう少し広義に使ってるみたいです。簡単に言うなら「exclusionではない教育」ってことで、昨日の講演にひきつけるなら「deprivationがない教育」ってことになりますか。なので、障害に限らず、例えば貧困や国籍や文化、さらにはセクシュアリティも含まれます。
てことで、出てきた2本のレポートもひとつは障害にかかわるレポートで、もうひとつは定時制の授業料や教科書や給食費の話でした。
で、障害にかかわるレポート、ビミョーです。たぶん、レポーターも「「成功」した事例」というスタンスでは出しておられないと思います。どちらかというと、のつこつしながらのとりくみを正直に出しておられる。まぁ、それだけしんどい教職員集団なんだろな。ちなみに、教育委員会は「定員内不合格は出すな」といいながら、支援員をつけるのをしぶって、それがメインの話題のうちのひとつになってました。が、ビミョーなのはここなんですよね。もちろん制度を勝ちとるのが大切なのは言うまでもないのですが、制度を勝ちとるためには「このままではアカンやろ!」ということを見せつけないとダメな時があります。と同時に、「インクルーシブ教育」って「ともに学ぶ」ことだから、支援員の支援で他の生徒と切り離されたらダメなんだと思うんですよね。それが切り離されてる感じなんですよね。レポーターは「去年はできてたけど今年は友だち関係がしんどいクラス」って言っておられて、それはそうかもしれませんが、やはり「クラス集団づくり」は大切なんだろうなと思うし、それができていないからこその今の状況なんだろうなと。ま、結論は「それだけしんどい教職員集団」ってことなのかな。
そんなレポート。でもまぁ、実際に「おまえやれ」って言われたらできないだろうなと思うのはこないだと同じ話なんですけどね。
で、次のレポートにはまったく入れません。ほとんど「定通部会」の様相を呈していて、ひたすら聞くのみです。でも、「そんな制度があるのか」とか「そんなふうにして押し通すんだ」とか「そんなに厳しい状況があるんだ」とか、いろいろ勉強になりました。
てことで、分科会終了。
で、全体会があって、すべての日程が終わりました。そのあとはもちろん昼ごはんです。澤田さんを誘ったけど、「あと」があるらしく、
「授業の準備が」
とか言うAっちゃんを
「どうせ昼ごはん食べるやろ」
と誘って、K原さんと3人でさっくりと昼呑み。
帰りの新幹線の中では睡眠をとめられませんでした。

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