整体みたいなもん→複合差別とダブルマイノリティ

朝、けっこうすっきりしています。やはり7時間くらいは寝ないとダメらしいです。まぁまぁな体調でガッコに行っていきなりスパートをかけます。取り出しです。でも、さすがに試験前日とあって、まぁまぁな感触です。とにかく苦手なものはしかたないです。人生であと3回の数学のテスト、なんとかうまくやり過ごしてくんなって感じです。
3・4時間目は相変わらずの自学タイムです。子どもたちは自らの課題と向き合い、わたしも自らの課題に向き合います(笑)。
静かな教室は思考が進みます。
とにかく、やりたいこととやったこととできたことがうまく並んでません。少し歪んでる。これをまっすぐにするのが今回与えられてるお題です。「やったこと」は変えられないので「やりたいこと」と「できたこと」を変えるしかない。少しいじっては離れて見るを繰り返しながら微調整をしていくと、「おっ」って思う瞬間があるんですね。そんなのを繰り返しながら、2時間で脳みそが「ヤダ」って言ったので、頃合いもよく断念。

午後は休みをとって、「世界人権宣言70周年記念大阪大会」です。お目当ては「複合差別」のシンポジウム。シンポジストは金友子さん・田中一歩さん・藤原久美子さん。
まずは金友子さん。アプロの在日コリアン女性実態調査に基づいた報告です。女性であるがゆえに攻撃しやすい存在としての在日コリアンの置かれた状況を語られました。あと、複合差別のめんどくさいところとして、「民族」で捉えると「女性」が消え、「女性」で捉えると「民族」が消えるというあたりも「なるほどな」と。
続いて田中一歩さん。いつもいろんな話をするけど、あらためて話を聞くのははじめてです。でも『部落解放 711号』を読んだりしてるから、知っていることもあるかと思ったけど、やはりあらためてガッツリ聞くとおもしろいですね。ちなみに、今回は(笑)わたしの名前が出てきました。やはりうれしいです。それにしても、「ミノの天プラ」は反則です。
で、藤原久美子さん。DPIの方なんですが、隣りに座ってたTじさんに「これ、ダメ・ピープル・インターナショナルの略で、わたし入ってるねん」というと、メッチャウケてました。で、内容は障害女性の話なんですが、「隠れた優生保護法」はいまだにあるんだなと。単に視覚障害であるというだけのことなんですけど、「子ども育てるの大変だから生まないほうがいい」とか言われたり。あー、でも、わたしも「子どもがかわいそう」ってさんざん言われたな(笑)。あとは性暴力の対象になりやすいって話、聞いたことはありますが、あらためて「だよな」と思うわけです。
で、みなさんの話を聞きながら、でも、ふと「ダブルマイノリティの持つ可能性」ってのも考えられるんじゃないかなと思いました。
「複合差別」ってとらえ方は「被差別者」としてふたつの要素を持つわけですが、「ダブルマイノリティ」というとらえ方は、もしかしたら「ふたつのアイデンティティを持つ人」というとらえ方になるのかなと。すると、例えばAとBというマイノリティ性を持つ人とAとCというマイノリティ性を持つ人がいて、Aという共通の要素を通じてBとCというふたつの課題がつながる可能性があるってとらえ方もできるんじゃないかなと。
なんてことを思ったけど、これってすでにベル・フックスが言ってるなと。
てことで終了。おもしろかったo(^^)o。
ちなみに、「ダブルマイノリティ」の話を金友子さんに話に行ったら「そんなことより、また飲みましょう」みたいな話になったので、また企画せねば(笑)。

集会後はもちろん総括です。気がつくとE井さんとかRンダさんとか、なんかもうエレガントな人々と一緒になって、なかなか楽しい総括になりました。さらにそのあとTじさんとサシ飲み。アホなことをいっぱい言ってしまって反省。でもまぁ、研究会はしましょう。