攻めるか守るか

昼過ぎ、身体が痛くてたまらなくなりました。痛くなった場所は肩首ではないです。そこはカイロプラクティックのおかげで大幅に楽になりました。痛くなったのはもう少し下です。具体的には、ほとんどない「鞍型曲面」のあたりです。該当箇所を見ると、傷跡があります。犯人はわかってます。ワイヤーの先っちょです。
あまりに痛いので保健室に行き絆創膏をゲット。おかげさまで、少し楽になりました。てことで、そこにおられたみなさんにインタビュー。
い「ワイヤーの先っちょでメッチャ痛いんです」
保「あー、それは痛い」
どうやらみなさん経験者らしいです。
保「てか、なんでそんなんしてるんですか」
い「いや、なんか、攻めなきゃならん気がしてたんです」
保「…」
どうやらみなさん、攻める時期は終わっておられるようです。
わたしも攻めるのやめようかな…。

報道すべきことはなんだ?

今朝はいろいろ考えることがありました。
まずは『新潮45』という雑誌が休刊になりました。発端は、ある国会議員が「LGBTは生産性がない。そんな人に多額の税金を投入するのはおかしい」という文章を書いたことです。
ここでいう「生産性」は「子どもをつくること」です。わたしの知っているレズビアンカップルで子どもをつくった人はいるし、LGBTが子どもをつくれないというのは間違ってるし、そもそも生産性で人を判断することそのものが間違っています。ちょうど、解放新聞から「コラムを書いて」って言われて、解放新聞京都版のバックナンバー見ても書いてなかったから、「この件について書かなきゃな」って思って、書きました。こないだの解放新聞京都版に掲載されました。

まぁそれはいいとして、さきの国会議員の文章に対してたくさんの人が抗議をしました。それに対して、なんと『新潮45』は「あの国会議員の文章はおかしいのか?」という特集をしました。これに対して、さらに多くの人が抗議をしました。
そしたら、突然の休刊です。実はその前に「謝罪文」を出したのですが、「なにについてか」ということが一切出されていませんでした。そして今回の休刊も同じです。そして国会議員の人は、口をつぐんだままです。
この間、こんなんばっかりです。
先の国会では文書の改ざんがされました。が、誰もその責任をとっていません。さらに、情報公開に応じた公文書は黒塗りだらけです。そう言えば、かつてハードディスクをドリルで壊した国会議員もいました。携帯電話を調べられそうになったら「水没した」と言った人もいました。
こうやって、すべてにおいて責任をとらずに、なかったことにする、そういう社会にほんとに嫌気が差しています。
一方、とある高校の男性と思われる名前の教員が、男子高校生に痴漢をしたという容疑で逮捕されたというニュースが全国に配信されました。本人は否認してるので、これはあくまでも容疑です。でも、容疑なのに実名入りで全国に報道されました。これ、もしも教員じゃなかったら?もしも男子高校生相手じゃなかったら?
痴漢はダメです。犯罪です。決して許される行為じゃない。でも、日本全国で男性の女性に対する痴漢行為は山のようにあって、きっと逮捕されている事例も山のようにある。でも、全国に報道はされない。報道されるとしたら、たぶん女性が男性に対して痴漢行為をはたらいたとか、男性が男性に痴漢行為をはたらいたとか、そんな時です。
かつてわたしの友だちがあることで逮捕されたことがあります。決して許される行為じゃなかったけど、でも、被害者とは示談をすませて、ことは終わった。検挙もされなかった。懲戒免職にもならなかった。でも、全国に報道されたことで、結果的に仕事をやめる状況に追い込まれてしまいました。
かたやなかったことにする。そしてかたや大々的に報道することで社会的制裁をくわえる。
ほんとにこんなこの国がイヤでたまらない。
だから、とにかくこの社会を批判的に見る目を養ってください。そのための早道は、テレビや新聞やネットを総合的に見ることと、もうひとつは海外のメディアがどんな報道をしているかを知ることです。そのためには英語力が必要になります。だから、英語をしっかりと勉強してください。

じゃ、授業をはじめます。今日は三角関数の相互関係の続きからやったね。