はじまり

なんでも「授業時数の確保」の掛け声のもと、最近は授業がはじまるのが早い!一昨日が始業式・入学式で、昨日から授業がはじまっています。昔ってこんなんだっけ…。ちなみにわたしは昨日は出張日だったので授業はなし。今日から授業です。
でも、1回目の授業はもちろんガイダンス。うちの数学科の評価の方法や、わたしの授業の受け方、さらにはわたしのトリセツにいたるまで、1時間みっちり話をします。今年の2年生、不思議なことにほとんど寝てませんね。一方、3年生の数学Bの授業は受講人数がたった3人。
3人…。
寂しいほどにのんびりしてます。なので、ほとんど日常会話レベルのちいさな声で相談です。
「平常点、いる?」
「課題、いる?」
もしも必要であればつくるけど、子どもによっては不要な子もいます。大人数の授業で数学が苦手な子がいる時は、ほとんどその子の救済のために課題をつくって平常点もつけますが、3人だと平均点を出すことすら意味がありません。ほんとにこちらが要求するスキルとその子のスキルを比較して点数をつけることになるし、そもそも赤点とかついたら、その責任は明らかにわたしにあることになります。
なので
「まぁええやろ?」
ということで、ベクトルの授業開始。こないだIずみちゃんと話してた
「ベクトルってすごいよねー」
からスタートです。さらに
「これから交換法則・結合法則・分配法則をやるけど、それはね」
「演算の定義は、まずそれそのものを定義して、次に「等しいとは何か」を定義するところからはじまるんだよね」
みたいな話をしました。
あー楽しいo(^^)o

午後は部活動紹介。放送部の2年生が「あのクラブ、去年パフォーマンスしたのに、今年はしないんですね」とか話してたから、たぶんおもしろいんだろうな。でも、なんか、毎年小さくなってる気がします。そんな中、鉄板のラグビー部がいいなぁ。毎年やることは同じなんだけど、その鉄板さが好きです。
夕方は新入部員候補を少しいじって、さて帰りましょうか。

なんかバタバタ

今日は、昨日「やる」と約束した雑務からスタートです。B5両面を10枚分、それを400部印刷→丁合です。さてさてどれくらいの時間でできるかな。
悩みどころはB5の両面で印刷するか、B4両面で印刷して半分に切るかです。前者が明らかにきれいだけど、後者が明らかに早くて、かつコストが低い。悩んだ末後者を選択です。ガンガン印刷してガンガン切って、バタバタ丁合機をかけたら1時間半で終了。みんなびっくりしてたけど、集中したらこんなもんでしょう。
その後、なぜか親睦会の幹事長になってしまったので、それ関係の雑務。てか、社会性皆無のわたしにこんなことさせるなよと。てことで、同僚に聞こうかと思ったけど、思わず
「あんたも社会性ないな」
と言ってしまったら、横にいた教員が
「ディスってる」
とか言ってたけど、同僚との合意事項なので、ディスりではないのです。ちなみに、わたしが仕事関係でやったはじめての、そしておそらくは最後の「長」がつく仕事です(笑)。
午後はしばしおべんきょモード。とはいえ、あくまでも復習です。このあとの荷物を減らすためには必須です。
放課後は、またまた幹事長雑務。なんでこんなことやってるんだろうと思うけど、他の人は他の人でいろんな雑務をしてくれてるから、わたしも雑務ですね。
で、恒例のランニング。

京都駅に着いて上の子どもと合流。Jinsでメガネをつくろうと思ったらリニューアルするらしく閉店中。しかたないのでZoffでメガネをつくることになりました。メガネ待ちの時間はHubでビールを一杯ひっかけながら、おべんきょの復習です。
さてと。メガネもできたから、帰りましょうか。

本格始動前夜

今日は午前は始業式、午後は入学式という式だらけの日です。でも、わたしがやることは、あいも変わらず放送です。なので、楽勝です。てか、子どもたちが育ったとも言えますね。やらなきゃならないことや、やりたいことを口頭で伝えたらそれを実現してくれるわけで、これは楽ですね。今日の準備もダラダラモードでやっつけました。
ただ、スポットライトがつかなかったのはビビりました。なぜなのか、原因がつかみにくい。コンセントを挿すとファンはまわります。が、ライトをつけるとファンが止まる。ライトはつかない。うーん。何らかの原因で、このコンセントが電圧降下を起こしてると判断。最終的にコンセントを変えたらいけたから、たぶん正解でしたね。ただこわいのは、なんの原因で電圧降下を起こしてるかです。ま、いいでしょう(笑)。
あとは卒業式の「あの歌」が演奏に変わったのがな…。前の支店長の置土産です。ちなみに、何らかの思想性があるわけではなく、「できるならやらせてあげたい」くらいの軽い気持ちなんでしょう。それがどういう意味を持つのかとか、それをもう一回CDにもどすためにはどれだけのことが必要かとかは、たぶんあまり考えてなかったでしょうね。
まぁわたしは「あの歌」が響いている間もギョームをこなしてましたけど。

そんなこんなで、1日終了。〆はランニング。でも、みなさん忙しそうだったから、あしたひとつめんどくさい仕事を引き受けることを約束しました。

あとは、家に帰って、お風呂に入ってビールを飲んだら1日が終わります。

で、呑んだくれる

朝、まだ暗いから夜か…。ごそごそしゃべっておられる話がおもしろすぎて、つい参加。なんせ恋ばなですよ。
でも、眠くなったので、またまあおふとんに入ってうとうと。次に目が覚めると8時過ぎです。よく寝ました。
ランニングしよう思ったけど、靴下が見あたらないので断念です。しかたないので、ジンギスカン味の焼きそばと昨夜の残りの鳥の胸肉のスープとヱビスの朝食です。そのまま昼過ぎまでダラダラして、片づけ開始。
片づけ終わったところで、おたふくです。
おたふくでもダラダラしゃべりながら、ひたすら焼酎を飲みます。で、夕方になったので撤収。
バス乗り場に行くと、ちょうどバスが来ました。ラッキーと乗って、目が覚めると終点にいました(笑)。
それでも折り返しのバスがすぐに来たので、そいつに乗って無事帰れました。
あまりにもしんどいので、お風呂に入ったら寝かけてしまいました。沈まなくてよかった。
てことで、今日もめっちゃ早く寝られそうです。

桜は方便

今日は、たぶん恒例となった花見です。はじめてしでかしたのはこの日でした。あれから場所を変えて、今年で3回目です。今年はどんな感じになるかな。
てことで、朝起きて、とりあえずジョギングからはじまる1日です。あとはゴソゴソ準備をして、Uりんちゃんが来てくださったところで荷物を放り込んでスタート。
いつもの場所に到着したら、まずは掃除です。ゴミが多いのはありがちですが、犬のンコもあるから油断できません。ひと通り掃除が終わったら、セッティング開始。そうこうするうちにIずみちゃん登場。ここで、Uりんちゃん手づくりのアヒージョです。うま!
やがてIっぽ&Kんちゃん登場。ここからはワインです。そうこうするうちに、メッチャぁゃιぃ人が歩いてこられました。カフェの店主・Mき口さんです。なんでそんなギャングみたいなカッコをするかなぁ(笑)。そうこうするうちに、Mつ波さんも来られて『障害のある先生たち』を宣伝されたら、あっという間に売り切れです。すごいなぁ。子連れでK野さんも来られましたが、あまりの寒さに帰られました。
そりゃそうです。メッチャ寒い。風が冷たすぎ。でも、それに耐えながら花見をするのです。
そうそう。今年も近所の人に注意されましたが、どうやら注意されるのはひとりだけであることがわかってきました。逆に、Kっくんやおたふくのお店のお客さんたちは喜んでくれてるかも。だって、今年もお店からの差し入れがあっただけじゃなくて、お客さんも差し入れしてくださいましたからね。
それにしても幸せやなぁと思います。
そうこうしているうちに、暗くもなってきたし、あまりにも寒すぎるので撤収開始。撤収を終えて家に荷物を運ぶ途中、土砂降りの雨です。やばかった…。

そして、夜は玖伊屋です。あまりにもハードです。
が、会場に着くと、オードブルが…。
なんと、今日は長年続いた「オモニハッキョ」の最後のパーリーがあって、それで残ったものだとか。オモニハッキョがなくなることはとても残念ですが、そんなものも食べさせてもらえるって、やはり幸せやなぁと思います。
ムラの人や在日の人に支えられながら、わたしたちの宴会があるってことを、あらためて知らされます。

でも、かなり酔ってたのかな。Sーちゃんが「いつきさん、寝なさい」とわたしをベッドに放り込んだのは、まだ9時頃かな。
でも、すぐに寝ちゃいました。

来ると楽しい

今日は夜に大阪でおべんきょの会です。
すでに、ペーパーは送られてきているのですが、まだ本が読めてません。しかも「メモ」しながら読まなきゃならないから、すんごい時間がかかります。どうしたものか…。と、ふとひらめきました。
「2度読みすればいいじゃん!」
つまり、一度キリのいいところまでざっと読んで、もう一回元にもどってメモをしながら読む。時間はかかりそうだけど、かえってこちらのほうが早そうです。しかも、頭にも残る。
てことで、会議の合間をぬって、会議が終わったあとを使って、ひたすらおべんきょです。
仕事が終わったら大阪へ。某ビルに到着すると、すでにはじまっています。
速やかに自分の脳みそをおべんきょモードに変換。と、いろいろ考えや言葉が出てきます。
気持ちいいです。なんだろう、この感覚。やはり「考えること」「聞くこと」「話すこと」がとても心地いいんですよね。

おべんきょのあとは、しばし呑み会。これがまた楽しい。おべんきょ仲間とのひとときは格別です。
でも、帰らなきゃ。
生まれてはじめて「コトキンライナー」のお世話になりました。でも、駅からのバスはもうないよな…。

走りとおべんきょ

走りはじめたのが、2月26日か。2.26ですね。そこから1ヶ月あまり、ほとんど毎日走ってます。で、気がつくと40分。今日は4kmコースをどれくらいのペースで走れるのか試してみるところまできました。結果は1km5分少し。かつてのジョギングペースまではきました。目標は、ここから35秒ほど早くすることです。まぁ、あと10ヶ月ほどがんばれば、なんとかなるでしょう。
問題はおべんきょですが、こちらもすこし気を散らしながらだけど、少しずつ進みはじめました。と言っても、全く足りてませんが…。
で、こんなことやってられるのは、実は一緒に仕事をしてる人たちのおかげです。
い「こんなやって、走ってばかりいてごめんなさい」
同「走って身体を鍛えるのも仕事です」
とのお返事。
でも、たぶんそういうことなんですね。走って身体を鍛えることが、結果としていい授業につながるというだけじゃなくて、そこそこええ歳したおばはんが身体を鍛えて、それなりのスピードで走れるようになるということが、少なくともグランドでクラブやってる子らとか、冬になって授業で走る子らにとっての「ロールモデル」になるんです。
それは「おべんきょ」も同じです。目の前で数学教えてる教員が「身も心も文系」とか言いながら「おべんきょ」してるということが、子どもたちへの刺激になる。より上のレベルの世界を子どもたちの前に展開することができる。単に「教師力の向上」なんていう即物的ではない世界と触れることもまた、実は教員がやる仕事のうちのひとつなんですよね。
そして、そのことを、うちの同僚は知ってくれてる。だから「仕事」と言ってくれるのです。
こういう世界は、現在、学校を覆いつくしてる「文書主義」の対局にある世界なんじゃないかと思います。でも、そういう「反文書主義」の世界が好きで、この仕事をしようとしたんです。そしてそれを肯定してくれる同僚がいる。

「廃棄」や「改竄」や「隠蔽」にまみれた現在の文書主義よりも、こちらのほうがはるかに健全だし、廃棄も改竄も隠蔽もできない世界だと、わたしは個人的には思うんだけどなぁ。

もったいないらしい

今日は去年話してもらった講演録が掲載された本を渡すための呑み会です。もちろん相手は伊藤さん。てことで、天王寺で合流して、呑み屋へgo。
なんでも、今日職場で「4時半から会議があるんだけど、出てくれるか?」と支店長から言われて「いつきさんと呑むから無理」と答えたら「あー、それならええわ」と簡単に言われたそうな。優先順位はわたしが高かったみたいです(笑)。
で、いろいろ話しはじめたんですが、とにかく話が「そうそうそう」ってなるんですよね。例えば…。
い「うちの職場では特別支援は保健部なんですよ。つまり、医療モデルなんです」
伊「そうなりますよねー。だからうちでは人権がからむようにしてるんです」
当たり前と感じる人は当たり前なんだけど、たぶんそう感じる人は少ないんじゃないかな。いや、たとえ人権担当が担当部署になったとしても「その子をどうケアするか」という話になって、結局は医療モデルになってしまう。でも、人権担当が考えなくちゃならないことは違うんですよね。
こないだ職場の同僚で保健部に配属された人に話してたんですけど、「人権も、保健部も対象は同じなんだけど、アプローチは正反対」ってことなんですよね。そして、それらはバッティングする話ではなくて、車の両輪なんですよね。そういう連携の仕方をしないとけないってことです。
で、伊藤さんとはそういう話で盛り上がります。
ちなみに、社会に返す前には自己受容(障害受容)みたいな話も当然あるわけです。まぁ、解放教育にひきつけると「社会的立場の自覚」みたいな話です。つまり「障害者は何もしなくてもいい」わけじゃなくて、障害者こそが医療モデルで生きていて、その価値観の変革みたいなものがあるわけで、このあたりは「GIDかtransgenderか」みたいな話とくっつくわけで。まぁこのあたりは先達がおられるわけで、もちろんそれは「青い芝の会」なわけです。だからこそ行動綱領の1番目が

我らは、自らが脳性マヒ者であることを自覚する

なわけですよね。
てことで、金満里さんから
「完璧や」
って言われた生徒の話を聞かせてもらったり。

でも、松高も一枚岩じゃないらしいです。100人のスタッフがいると、いろいろおられるのは当たり前です。でも、それでも、やはり松高は松高なんでしょうね。
そんな松高で働いている伊藤さんから、繰り返し言われたのが「もったいない」でした。
なんでも「いつきさんと一緒に働いたらぜったいおもしろいのに、もったいない」「いつきさんと一緒に働いたら、いろんなことを教わるはずなのに、もったいない」らしいです。うちの職場の人、おもしろいと思ってくれてるのかなぁ。教わってると思ってるかなぁ。わかんないです。
でも、これまでいろんな人から教わり伝えられ、そして自分で考え行動して得てきたさまざまなリソースは伝えたいですね。もちろんそれを採択するかどうかは向こうに委ねられるにしてもね。

そんな楽しい時間を過ごしていたら、はじめに帰ろうかと思ってた9時なんて簡単に通りすぎて、気がつくとギリギリ終電の時間でした。よく間にあったわ。

なにがどうということもなく

今日の午前は新入生の登校日です。わたしは書類の回収補助役です。まぁ毎年やってることですけどね。ここで新入生に服装頭髪の厳しさを教えるらしいです。まぁ、しかたないっちゃあしかたないかな。はじめに「ライン」を示すほうが、あとから「実はそれ、アカンねん」となるよりはいいかもしれません。もちろん、その「ライン」の是非はあるわけですが、それはひとつの学校単位で決められることではなくて、社会の問題でもあるわけで。まぁ、いわば「校則における社会モデル」ですね(笑)。
まぁでもそんなのはサクッとやって、午後は新転任教員のオリエンテーション。一昨年から人権も参入することになりました。そこには「人権はなくてもええんやな。うちの学校はそういうスタンスと理解してええんやな」というネチネチとした長い闘いがあったわけです(笑)。で、時間になったので会場に行くと、定番の時間押し。しばらく待って、わたしの番です。さて、何をしゃべろう…。

みなさん、はじめまして。さっき数えましたが、考えてみると、わたしはかれこれ20年人権担当をしています。
みなさん、もうすでにご存知だと思いますが、府教委も言っているように、本校でも「学校教育のあらゆるところに人権教育を位置づける」ことを大切にしています。なので、人権学習の時だけ人権を語るのではなく、例えば授業なんかのふとした時に人権を語ってやってください。
こないだ、最後の授業にアンケートとったら、こんなことを書いてくれた子どもがいます。
「酒とつまみと時々数学スタイル、大好きです。
この1年間で数学よりも酒とつまみの方の知識がつきました。あと、「人権」についての考え方も変わった気がします。これまで「へーーーー、人権ねーーーー」って感じでしたけど、身近に人権のことについて教える(考える)人がいると、こんなに人権に対する見方が変わるんですねーーーー。人生最後の数学、楽しかったです」
うれしかったです。うちの子らはみんな人権の大切さは知ってるけど、人権ってなんだろうと思っているんです。みんな知らされてない。だから知りたがっています。聞きたがっています。だから、伝えてください。
それからもうひとつ。うちの学校には困難な状況を抱えた子がたくさんいます。社会的に被差別とされる立場にいる子だけじゃなく、経済的な困難を抱えている子や、学力的な困難を抱えている子もいます。ですから、ぜひともそんな子らのめんどうを見てあげてください。
詳しくは今度の職員会議で方針を出しますので、それをごらんください。
以上です。

5分くらいかな。少しはオンタイムに近づいたかな。
その後、「走り」です。今日の目標は、ペースはあげないけど40分走ることです。すると25分で身体が嫌がりはじめました。なるほど。いまのわたしはそういう身体なんですね。これ、40分走らないとわからないんです。それがわかっただけでも、今日40分走ったかいがあるというものです。
「走り」のあとはおべんきょです。今度は心静かに文献と向きあう。そしてノートノート。
定時が来たので帰りましょう。今日は美容院の予約を入れてます。3月がメッチャ忙しかったので、3ヶ月ぶりです。今回は、ほんの少しfeminineに振ってみようかな。

新年度のスタート

4月1日が日曜日だったので、今日2日が新年度の実質的なスタートです。でも、なんか、頭がズレてます。まぁ、昨日の飲み過ぎと乗越による寝不足のせいにしておきましょう。
今日は着任式と職員会議と分掌会議と教科会議と下足箱の整理です。これで見事に1日が終わりました。
走ろうかなと思ったけど、そんな元気もなく。読まなきゃならない本を読もうかと思ってけど、こちらもそんな元気もなく。とにかく家に帰ってだらけよう。