詩の持つ力

暗澹たる気持ちだった今朝、ひとつの詩が流れてきました。

明日戦争がはじまる  
          
             宮尾節子

まいにち
満員電車に乗って
人を人とも
思わなくなった

インターネットの
掲示板のカキコミで
心を心とも
思わなくなった

虐待死や
自殺のひんぱつに
命を命と
思わなくなった

じゅんび

ばっちりだ

戦争を戦争と
思わなくなるために
いよいよ
明日戦争がはじまる

思わず印刷して配ってしまいました^^;;。
心がパサパサになる前に、水やりを。
詩には人の心を生き返らせる力があるんだなぁ。

詩の持つ力” に4件のコメントがあります

  1. 6月12日 西岸地区でユダヤ人少年3人が行方不明になった。
    6月15日 事件の影響でヘブロンで夜間外出禁止令 ガザ検問所閉鎖
    6月22日 ファタハが 「ハマスが実行犯ならパレスチナ暫定統一政府は破綻する」と警告
    6月26日 国防軍による捜索と摘発作戦で数百人が拘束され銃撃で6人が死亡
    6月27日 ハマスのメンバー2人が容疑者であると発表される
    6月30日 連日ガザ地区からのロケット砲攻撃続く 空軍がガザ地区数十箇所を空爆
    7月1日 誘拐された少年たちがヘブロンで他殺体で発見され ネタニヤフ首相はハマスへの報復を宣言。 ハマスは「地獄への扉を開くことになる」と応酬
    ( 日時は少し正確ではないかも )

    明日戦争がはじまりそうです。

    日曜日に 京都で ヘブライ語で「なかよくしようね」と書いたプラカード持って歩きました。
    少年たちが無事に帰ってくることを願う基金に 小額ですが 寄付もしました。
    いずれにしても とても残念に思います。
    ( それ以上のことは言えません )

  2. あぁ。
    たしかに、「明日戦争がはじまる」ところも、「すでに戦争がはじまってる」ところもありますね。そのことを、つい忘れてしまいます。
    ありがとうございます。

  3. 7月になってから エルサレム近郊で 16歳のアラブ人少年が とても残酷な方法で殺害されました。
    ( 誘拐殺人事件の報復と見られる )

    いまfacebookで 少年のご遺族への記帳が行われています。
    もしよかったら何か書いてあげてください。
    先ほど見たら600人くらいユダヤ人が記帳していました。
    わたしもお悔やみを書きました。

    「ביקור נחומים בבית משפחת אבו חדיר」で検索すると出てきます。

  4. 報復の相手が、やはり社会的弱者である少年に向かうんですね。つらいです。
    ぜひ、記帳させていただきます。
    日本語しか書けませんが…。

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