若手教員に何を伝えるのか

いま、学校現場で深刻なことはいっぱいあるのですが、やはり教員の年齢層のアンバランスはかなり深刻かなと。なんしか、中堅層がまったくと言っていいほどいない。なので、わたしは常にペーペーなわけですo(^^)o
で、いまあちらこちらで「若手への継承」みたいなことを言われています。
が…。
なんか、やっぱりそれって「上から目線」的でイヤではあるんですよね。いや、若手教員、一生懸命やってるし、なにより「でき」がいい。わたしなんかよりよっぽど仕事します。ただ、じゃ、わたしの代わりができるかというと、それはたぶんムリなんですけどね(笑)。
で、伝えるべきところは「そこ」かなと。なぜ代わりができないのか。何が違うのか。
たぶん、とてもよく仕事をするんだけど、とても生徒となかよくなるんだけど、その方向性が少し違う。その「違い」をどう説明したらいいんだろうか。あるいは、説明ではなく伝えるにはどうしたらいいんだろうか。
そんなことを、ずっと考えています。

ま、今日もそんなことを意図した研修会でした。「人権研修」だけど、「人権」も「差別」も一回も出てこない講演。でも、伝わったと思います。少なくとも何人かには。それでいいんです。その何人かがヒントをもらい、試してみる。それが少しずつ広がっていけば、それは「自分で考えてやったこと」だから、きっと自然なものとして、身の丈にあったものとして、そこにあるはずです。