排除する社会、排除に抗する学校・再び

月曜日からやる仕事の段取りを完全に忘れていることに気づいた金曜日は悲惨のひとことです。しかも、午後から出張。こんなの、一人で仕事をしてたらどうしようもありません。幸いチームでやってる仕事なので、他の人に振って、わたしは出張。と言っても、エントリに「趣味」とあるように、まぁ半分趣味みたいなものです。と、あえて言い切っていいかどうかは知りませんが^^;;。
てことで、西田芳正さんの講演です。

前もでしたが、前置きが長い!これは長丁場だなと気合を入れます(笑)。
でも、この前置きの長さって、大切なのかもしれません。レジュメって、大切なことは書いてありますが、文字化できることなんてすよね。でも、自分の問題意識は刻一刻と変化しています。で、案外その部分が「ライブ」としての講演のおいしいところかもしれません。そんなことを考えながら、「長大なプレリュード」を経て、本論に入っていきます。
前にお聞きした時は貧困の再生産のあたりをかなり詳しく話をされたのですが、今回は「学校でできること」に焦点をあてるための前提としての話という感じでした。
途中、なんども「学者風情が何を言ってると思われるでしょうが、それが学者の仕事でして、具体的にどうするかはみなさんの仕事」と言われるのですが、まぁなんというか^^;;。でも、この講演を企画した人たちは、ほんとうに地道でていねいな実践をされている人たちなんです。その中で経験的に知っていることは、おそらくは学者をしのぐものがあると思います。でも、経験だけではダメなんです。その経験を言葉にして相対化する中で、具体的な手立てがわかる。たぶん、そういうことなんだと思います。
で、最後は何度も「カノン」を繰り返し、短いCodaでおしまい。
うーん、時間はかなり超過しましたが、個人的にはおもしろかったなぁ^^;;。

にしても、個人的には西田さんには「遊びのプッシュプルとブレーキ要因」あたりを詳しく話してもらいたかったなぁ…。

弱化の罠

今日のテーマは「弱化」。「弱化」とは「行動を減らすこと」らしいです。
ものすごく簡単に言うと、下手すると教員のやっていることの大半がこれにあたります。ほんとは「強化(行動を増やすこと)」であるべきなんですけどね(T_T)。
で、これ、不適切な行動を減らす為には必要になることもあるわけなんですが、ただ、「わからずにやる」ことがとてもこわいことがよくわかりました。
行動を減らすためには
1、嫌な刺激を与える
2 、好きなものをとりあげる
のふたつの方法があるわけです。で、こんなの、日常的にあるんですが、これ、罠がありまして…。
この「弱化」を行う側にとって、こういうことをやることそのものが「強化」されがちだってことです。
例えば…。
生徒がうるさい→怒る→静かになる
は生徒にとっては弱化なんですが、逆に教員にとっては
怒る→生徒が静かになる(強化子)→すぐに怒るようなる(怒る行動が強化され
る)
となるんですね。
これ、体罰も同じって言ってました。

人間の行動って、いろんな側面を見なきゃならないし、相対化することも大切だなと。
いやぁ、勉強になりますわo(^^)o

ナンバでいこうよ

毎朝感じるんですけど…。
階段を駆け上がる人の手がこわいです(T_T)。今朝は「空手チョップ(死語)」されるかと思いました。
なんか、最近、大きく腕を振って歩いている人が…。増えたのかどうなのかは知りませんが、気になるようになりました。
これ、階段だけじゃないです。混雑している駅の構内や繁華街の道でもよくおられますねぇ。
「いや、車間距離、もとい人間距離をとればいい」
というご意見もあるかと思います。ごもっとも。
でも、そんな人に限って歩くのが遅いんです。遅いから、腕を振ってスピードを出そうとしている。で、わたしは決して歩く速度は早くないんですが、それでも追いついちゃうんですよね。で、腕や手がぶつかりそうになる。
んー
混んでる時は、腕を振らずに階段登ってくれませんかねぇ…。
あ!ナンバだ!

6月の催し(笑)

  • カフェ玖伊屋

日時 6月1日(土)20時〜2日(日)昼前
場所 東九条マダン文庫センター
内容 宴会

日時 6月15日(土)11時〜16時
場所 大阪市
tg.students2006-at-gmail.com(-at-は@に変えてください)

  • 京都・在日外国人生徒交流会

日時 6月16日(日)11時〜16時
場所 東九条マダン文庫センター

  • ウジ迎撃作戦

日時 6月21日(金)〜22日(土)
場所 東九条マダン文庫センター
内容 宴会

過去は変わる(笑)

明日から中間試験です。もう、「やっと
!」という感じです。
まぁ、授業のほうは余裕で終わらせているので、今日は自習。
と、元気な子が、なにやら騒いでます。で、しゃーないから雑談。
い「なにしてんねん」
からはじまって、しばらくの会話ののち
S「センセ、昔、やんちゃしてたんやろ?」
い「いや、してへんで。おとなしかったで」
S「またまた、「ギャル!」みたいなんとちゃうかったん」
い「え…^^;;」
ぎ、ギャルですか…^^;;。
い「してへんしてへん」
とは返したものの^^;;。
うーん。この子、「配慮」とかそんなことをするタイプの子じゃないです。どちらかというと、思ったことをストレートに出す子なんです。てことは、ほんとにそう思っているってことです。

「わたしの過去」って、厳然たる事実としてあるものではなくて、わたしを知っている人が、今のわたしにつながるものとして、それぞれに持っているものなのかもしれません。そして、仮にわたしから、「わたしの」過去を聞いたとすると、それぞれの持つ「過去」に、「わたし」というバイアスをかけて修正する程度のものなのかもしれません。
とすると…。
そうか…。過去って変わるんだ。

崩れゆく境界線(笑)

朝、校門で立番をしていると、えらい重々しい車が入ってきました。放射線発射装置を装備した、あの車でした。そうか、今日は年に一度のうれし恥ずかし被曝の日か…。
てことで、列に並んでダラダラ話。
とりあえず男性陣の被曝終了。女性陣との境界線がわたしの順番です。
てことで車の中に入って準備をしていると、外からなにやら声が聞こえてきます。
係「はい、女性の方、車に入って」
教「えーと」
係「どうぞ入って」
と、いきなり呼び声が。
教「あの、いいですな?」
わ、わたしに言ってるのかな^^;;?
い「あー、まぁ、わたしのを見たければどうぞ^^;;」
教「じゃぁ」
じ、じゃぁって^^;;。入ってきたよ^^;;。
いや、向こうがイヤだろうと思っていたんですけど、案外向こうはこっちがイヤだろうって思っていたのかも。
よくわかんないですけど、境界線があっけなく崩れた日でした。

古今出版事情とメディア革命

夜はおべんきょです。自分が相対化されるとても大切な時間です。
今日の話はメディア革命が教育にもたらした変化についてです。
もちろん、「現在」が、まさにメディア革命の時期であることは言うまでもないのですが、実は近世、それも元禄前後もまたメディア革命の時期であったと。で、それは「写本」の時代から「木版」の時代という変化であったと。
ということで、メディア革命がどのような変化をもたらしたかということを、みんなで読んでいる文献では近世について書いてあるわけですが、あえて「現在」の視点で考えてみようという論議が、今日のおべんきょだった気がします。

で、いろんな人の考えを聞き、考え、発言したこと。

  • 聞くこと、話すこと、読むこと、書くこと。連続しているようで、その習熟って、実は不連続なのかな。
  • メディア革命の時代の教育機関の果たす本質的な役割は情報管理なのかも
  • 現在のメディアって、ソースとしてのメディアとツールとしてのメディアがグチャグチャになっているのかな。あ、Lisp(笑)!
  • 「伝える」って、もしかしたら伝えたい内容すべては伝わらなくて、結局は「何かを削る」ってことなのかな(サンプリング定理?)。
  • 扱えるデータ量が増えれば増えるほど削っていることにマヒしてくる。なんとなく、すべて伝わっている気になってしまう(カセットテープは音が悪いから情報を削っていることを実感するけど、mp3って、なまじ音がいいから削っていることに無自覚みたいな)。
  • 結局、「そこで人と人とが会って伝える」ことが、一番正確に近い形で伝えることになるのかな。

そんな「現在」の感覚を持って、メディア革命の起こった近世の状況を想像し、そこで益軒の果たした役割って何だったのかということが、たぶん次のテーマになりそうです。きっと、当時の最先端を走った人々に、驚きと尊敬の念を持ちながら過ごす日々になるかな。
と同時に、「現在」に優位があるとすれば、おべんきょに疲れた身体と頭を、ビールが癒してくれることかなとか思ったり^^;;。

クールダウンの先

7時半に寝たおかげで、朝はそんなに悪い体調ではありません。まぁ、少し睡いくらいですか。いつもの朝がやって来ました。

にしても、テンションの高さがほんの少し残りながらも、緩やかに日常に向かいつつあります。こんな時、いろいろ考えてしまいます。いや、ずっと考え、違和感を持ち続けてきたことを反芻してしまうというほうが正確でしょうか。

一昨日〜昨日もそうですが、一体何がどうなってるんだろうということです。

わたしは、京都の南部にある小さな町で働く、単なる一高校教員です。なのに、通常教員をしていたのでは決して出会うことがないであろう人たちと、なぜか会ってしまう。一緒に飲んで、いっぱい話をしてしまう。人によっては
「会えてよかった」
と、過分な声をかけてもらえる。
「あなたの近くの学校にいる教員と、わたしはさほど変わらない」
と、いつも思っています。なぜなら、それぞれの人は、それぞれのライフヒストリーの主人公として生きていて、もしかしたらそのライフヒストリーはとても退屈なものです。そして、そこにさほどの差はないと、わたしは考えているからです。例え波瀾万丈に見えるライフヒストリーであっても、平凡な日常はある。そのことを見逃してはならないと思っています。
でも、外から見るとき、つい、ある区切られた「波瀾万丈」に、気をとられてしまう。そして、そういう評価をまわりからされてしまう。一番こわいのは、その評価に自分がからめとられることです。そのことによって、自分のすべてを「波瀾万丈」と勘違いしてしまい、平凡な日常を軽視してしまう。
そして、そのクレバスはいつも足元にあります。

とても大きな「しでかし」をしてしまい、そしてそれがたくさんの友だちの支えでこなせた時、そのクレバスは静かに蒼くその口を開いています。

今日はそんなことを意識し、また、意識しなきゃならない日です。

でも、こんなことを書いてくださる方がおられる。ついうれしくて、そのリンクをここに貼ってしまう。
うーん、ダメですね。

クールダウン

朝起きると7時半です。みなさん爆睡です。そりゃそうです。昨日の夜、ふと目が覚めた4時半頃には宴たけなわでしたから。
で、わたしはのそのそ起き出して、冷蔵庫をゴソゴソ。ありました。チュー○イ。プシュッとやって、チヂミ焼き開始です。タネが残っているのでもったいないです。
焼き終わったら続いて昨日のひっかり雑炊に小麦粉と卵を追加して、おやき風に焼きます。んー、ついでにバターもトッピングしてみましょう。
写真をK野さんに送ったら
「ひっかり雑炊への冒涜だ!」
という抗議のメールが返ってきました。まぁね…。
そうこうするうちに、鈴木さん、蓮池さん、パートナーさんが起きて来られて、しばし朝ごはんをモグモグ。変わり種パンがおいしいです。
で、せっかくなのでお散歩に行きました。わたしを入れて四人。適性人数ですね。まずは南コース、そして北コース。その中ほどで雨が降ってきた&鈴木さんが東京でリハとかで、お散歩中断。またの機会があれば、続きをやりましょう。

で、おたふくへ。
おたふくは満員ですが、そこはそれ、雨が降ってもオープンテラスです。完全な迷惑もんです。ごめんなさいごめんなさい。
でも、鈴木さんもパートナーさんも「おいしい!」と食べてくださったのでよかったよかったo(^^)o

なんだかんだで終わったのは6時半というところですか。みんなもうヘトヘトです。三々五々、家路についたのですが…。うち一人、K田さんは「いつになったら家に帰れるんだろう状態」だったとか^^;;。
わたしはというと、お風呂に入って、晩ごはん前に
「ちょっと横になるね」
で、そのままバタンキューでした。

長い長い二日間が終わりました。すごい「しでかし」でした。日常にもどるのに、少しかかりそうですね。

大宴会!

センターに到着したら、すでに切ったはったが佳境です。わたしも遅ればせながらみなさんのテンションにあわせるべく、まずはビールで燃料補給。で、チヂミづくりだの、サムギョプサルづくりだの。その間、続々と出演者、スタッフの方々が来られます。これはえらいこってす^^;;。
とにかく、みんなフル稼働でごはんをつくり続け、ビールを飲み続け、11時くらいにようやく一息。
さて、ゆっくり日本酒を飲みましょう。なんしか、ビールでジャグジーができるほど差し入れがあるし、日本酒・焼酎もたっぷりあります。
なーんて考えていましたが、そんなん、もつはずもなく、午前一時くらいにダウン。みんな楽しそうにしゃべってるなぁ(T_T)。