支配とは

朝、空を見上げると月。遥か彼方にオレンジ色に輝く山がほんの少しだけ見えました。山の朝は上の方から明けていきます。

振り向くと、太陽はまだ稜線の下にあります。

夜と朝が同居する時間は、やがて太陽にすべてを支配される昼へと変わっていきます。
やがて、太陽の支配が終わる頃、再び夕方と夜が同居する時間が来ます。

しあわせってなんだっけ・雪と氷の世界(4日目)

今朝もめっちゃ寒いです。今日の気温は17℃…。17℃ぉ?ダメじゃん(T_T)。それでも風はないから、昨日ほどのことはないかな…。

今日の生徒さんはスクール初経験の人たち。なんでも
「スクールに入ったほうがスキーを楽しめるようになる」
と言われて入校を決められたとか。
そんなん聞いたら、メッチャプレッシャーですがな(T_T)。しかも、期待にあふれて目がキラキラしてるし^^;;。
はじめは「中級」って聞いてましたが、集合場所からリフトまでの10mほどの移動を見た瞬間
「初級や」
と直感。考えていた練習課題はすべて捨てて、一から組み直しです。
「足慣らしをしますか」
と、緩斜面を一緒に滑って見て、練習課題決定。直滑降からやり直しです(笑)。
いや、下手にコテコテやるよりも、一から全部やり直すほうがいいんです。
てことで、ひとつひとつステップアップしながら、とりあえずプルークボーゲンまでのすべての練習課題をこなしたところで午前終了。
午後は一発「変なところ」に連れて行くことにしましょう。
いや、スキーの楽しさって、案外「こける」ところにあるのかもしれないと思うこともあるのです。
日常生活をしている時に、「こける」のとって、ほとんどありません。そんな時に、仮にこけると、これは「恥ずかしい」。でも、スキーではこけることは恥ずかしくありません。逆に、難しいところではこけるのは当たり前。「こけること」はチャレンジの証です。こけて雪まみれになった時、子どもの頃の泥んこ遊びと同じ気持ちになれます。はるかにきれいだしね。
だから、わたしはあえてこけてもらうこともプログラムに入れることがあります。もちろん、安全を担保したうえではありますが…。
てことで、今日もまずはいっぱい転んでいただきました(笑)。でも、生徒さんの顔を見た瞬間
「あ!この人、こけるのを楽しんでる!」
ってわかりました。完全に顔が子どもになっています。いい人だ!
てことで、午後が終わると、シュテムターンの基礎くらいまではいってしまいました。
あとで聞いたら、すごく楽しんでもらえたとのこと。実は、今日は午前のレッスンを終えて帰ろうかと思っていたのですが、帰るのをやめてレッスンしてよかった。
人に楽しんでもらえたことがわかると、すごくしあわせな気持ちになります。
しあわせって、自分がしあわせになることではなくて、他者をしあわせにすることなのかもしれませんね。そんなことを素直に感じられた一日でした。

恐るべき子どもたち・雪と氷の世界(3日目)

朝、めっちゃ寒いです。温度計を見ると12℃です(T_T)。天気はすごくいいです。てことは、風が強い(T_T)。すでにスキーするのがイヤになっています(笑)。でも、仕事ですから、やらなきゃなりません。

今日の生徒さんは小学生の初心者ふたり。
小学生の相手は両極端にわかれます。元気な子だとメチャクチャ楽です。おとなしい子だとかなり苦労をします。さて、今日はどうだろう…。

レッスンがはじまって滑らせてみると、けっこう滑れます。初心者?あ、きのう親御さんとちょっと滑ったのか!
じゃあということで、早速リフトに乗せて上にあげることにしました。
ところが、上に行くと、風がメチャクチャきついです。進もうと思っても風で押しもどされます。わたしですらそうです。まして子どもは…。悲惨です。子どもたちは
「寒い〜」
とか言ってます。もちろんわかってます。わたしも寒い。
しかも、急ごしらえ感のあふれる滑り方なので、やはり上に行くと、ところどころで厳しい斜面があります。暴走する子、へたり込む子。頭の中にふと「遭難」の二文字がよぎります。
どうしようかと思ったけど、なんとか林間コースに来たところで風も来なくなって、元気をとりもどしました。解散時には
「おもしろかった」
とか言ってます。ふぅ、これならなんとかなるかな…。
午後、集合場所に行くと、父親と滑りに行ってるとか。へ?楽しんでるやん!
てことで、午後は後ろにつけて、てきとうプルーくボーゲンをすると、てきとうについてきます。こどもはたいしたもんだ(笑)。
短いコースを一本滑ると、
「長いコースに行きたい!」
とか言いはじめます。メチャ元気です。
てことで、初心者の子どもが、一日たったらプルーくボーゲンでガンガン滑る子どもになってましたとさ(笑)。
ちなみにわたしはなーんもしてないです。恐るべし、子どもたち^^;;。

日替わり・雪と氷の世界(2日目)

朝起きて、まずは雪かき。
で、レッスン。天気は雪。しかも、風があります(T_T)。まぁ、しゃーない。それもまたスキーってもんです。
今日は中級の方二人が相手です。中級者って、ある意味一番教え甲斐があるかな。上級者のレッスンは、まぁ世界が違う感じです。技術を教える部分もありますが、その技術を使ってどう滑るかみたいなところも少し考えます。初級者は簡単に伸びていくので楽しいしうれしいけど、まぁそういうことです^^;;。初心者は楽しいというよりも緊張があるかな。
で、中級者の場合はいろんなクセがあったりするので、その矯正なんかもあって、いろいろバリエーションが豊富なんですね。
てことで、午前はお二人、午後はお一人みっちりやらせていただきました(^^)
そうそう、昨日の初心者の方は今日も来られて他のスタッフが担当したんですが、午後の解散の時に子どもさんから
「一緒に滑ろう!」
って言われて、なんとなく気恥ずかしそうに行かれたのですが、帰って来られた時に
「いかがてしたか?」
ってたずねたら
「楽しかったです」
って答えが返ってきて、なんだか「いいこと」をしたような気になりました。
やっぱりおもしろいなぁ…。

にしても、昨日は初心者。今日は中級者。明日はどうなることやら^^;;。

今年もやってきた・雪と氷の世界(1日目)

いつものように朝3時に起床。コーヒーを淹れてもらって、3時半にスタート。エンジンがかかるかどうか不安だったけど、無事かかりました。でも、帰りはまずかからんな(笑)。
今日はいつになく気が張っているのか、ノンストップ(除く、トイレ&買出し)で目的地に到着。
みなさんにあいさつをしてから、今日の予定を聞くと…。午前は足慣らし、午後は初心者レッスンとのこと。
初心者を教えるのは楽そうに見えるけど、一番緊張するんですよね。なにせ、教え方ひとつでスキーヤーが増えるか減るかが決まるわけです。やっぱりスキーヤーは増やしたいです。
てなことで、顔では笑いながらも、頭と心は必死です。でも、一日終わって
「魔法みたい!」
と言われた時のうれしさときたら!やっぱりこの瞬間は、なにものにも代えがたいですね。

で、レッスン後に一本フリーで滑って、夕方の雪かき開始です。
とにかく、ここ数日ずっと雪が降っていて、ひたすら雪かきの毎日だとか。今日以降もなんだか雪な毎日な気がして、かなりしんどいなと。

で、あとは晩ごはんを食べたり、お客さんとダベったり。なんだかんだとしているうちに、気がつくと9時半。眠い…。
てことで、睡眠…。
のはずが、スマホのバッテリーチャージャー忘れてることに気づいて、パソコンと接続したり、メールに返事を書いたりしているうちに0時じゃん!
寝よ(ρд-)zZZ

はしご

朝、6時に目覚ましが鳴ります。いや、昨日寝たの、なんだかんだで3時やし(T_T)。そのまま目をつぶったら、6時半に再び鳴ります。
と、パートナーが
「行くで」
とひとこと。
てことで近くの山に行ってパートナーが撮った写真がこれ。

たしかにきれいな初日の出です。
それにしても眠い。でも、今日の予定は前倒しされそうで、助かります。
とりあえずお宮さんに水でつくったダシで、お雑煮をつくります。もちはこの間のもちつき大会のもち。はっきり言ってうまいです!

お雑煮のあとは初詣。ちなみに、わたしは初詣見物(笑)。
これまたパートナーのポリシーで、なぜか4箇所まわります。
まずはいつも水を汲みに行くお宮さん。わたしは焚き火にあたるだけです。
続いて地元のかなり古い神社。ここは、なんかおもしろいです。由緒書きもおもしろいし、礼拝所の額みたいなのもおもしろい。あちこち探検して歩きます。もちろんその間もパートナーはお参りしまくりです。で、下へ降りると、いつもの通り甘酒をふるまってくださいます。これ、土生姜が効いていて、メチャクチャ温まるし、おいしいんですよね。
続いて、山を降りて、芸能の神様がいるという神社。由緒書きを見ると天鈿女命を祀っているそうな。そりゃ、元祖踊り子さんですがな。ちなみに、他に祀ってある面々を見ても、オールスターキャストです。
最後に行ったのは「パワースポット」らしき、メッチャでかい神社。人もたくさんいます。賽銭が飛び交っています。たいへんやなぁ…。外には屋台も出ています。なぜか子どもたちは「肉巻きおにぎり」を食べてました^^;;。

で、お昼におうちに帰って、ようやくおせちにありつきました。ふぅ。
お酒も少し呑んだし、なんだか眠くなってきました。てことで、昼寝。

で、夕方実家から母親が来て、これまた恒例の晩ごはん。ここでようやくおせちフルバージョンです。

お酒を呑みながらおせちをつまんで、ようやくのんびりしたお正月気分を束の間味わいます。
でも、早く寝ないと、明日の朝が早い。
パートナーが母親を送りに行っている間に片づけをすませて、さてさっさと寝ましょう!