慣れない仕事

昨日は早く切り上げたので、今日の体調は悪くありません。とは言え、最近夜が暑くて寝不足気味であることは確かです。なにせ、クーラーのない二階の部屋の風の通らない部分のハイベッドで寝ているわけで、もう、家の中で一番暑いところですから。
てことで、なんとなくぼーっとしながら、それでもなぜか4人ばっか車に乗せて徳島へ。予定していた時間より30分ほど遅かったはものの、どうにか到着。
今日は、人権教育セミナーとかで、シンポジウムです。タイトルは「外国にルーツをもつ若者たち −共生のポトフ−」です。で、わたしの役まわりはコーディネーターです。ちなみにパネラーは、「暴走機関車(以下、T)」と「国流の核弾頭(以下、M)」とYちゃん@在日外国人生徒交流会生え抜きのメンバーです。これ、メンバー集めてみたはものの、どういう流れになるのかさっぱりわかりません。いちおう徳島の高校教員対象ということで、ていねいにやらなきゃならないはずなんですが、集まったメンバーはあまりにも上級編というか脇道編ぽいです。でも、逆に言うと、外国籍が少ない徳島の場合、
「国籍が日本だからいいじゃん」
ではないということがわかるから、それはそれでこのメンバーでもいいのかも。
まぁそんな感じではじめました。まずは簡単に自己紹介。
「ネタをひとつね」
と無茶ぶりをした割りに、みんなちゃんとネタを入れます。
M「え〜と、じゃぁ混血児あるある。○○○」
ウケません。思わず
「みんな、自虐ネタで生きている人たちだから、ウケないとたいへんなんです」
と、わけのわからないフォローを入れてしまいました。まぁ、コーディネーターの仕事ですね(笑)。
その後、各自20分ずつ自己紹介。
みんな、ちゃんと穴を残して20分ジャストで終えていきます。やるな…。その後、名前のことやらアイデンティティのことやら国籍のことやらなんだかんだで1時間ほど話。
で、10分休憩の後、質疑応答やら、さらにそこから「教員に望むこと」みたいな話。
あっという間に3時間が過ぎて終了です。
ん〜、たぶん、みなさん、たぶんそれなりに楽しみながらも、いろいろ考えてもらえたんじゃないかなぁ。もっとも、わたしはなんにもしなかったですけどね(笑)。

結局サシ呑み

終わってから岸さんを誘って呑みに行こうと思ったのですが、どうやら岸さん、体調が優れないようで、やんぺ。さてどうしようと思ったのですが、一緒に岸さんを迎撃しようと思っていた同級生さん
「ふたりで呑もうか」
ということになって、結局呑みに行くことになりました。
それにしても、同級生さん、なかなかおもしろいなぁ。今回何人か誘ったけど、試験の前日で来られないとか、子どもが「家に帰りたい」と行ったので来られないとか、タイミングが悪かったんだけど、また誘いたいなぁ。

複合下層としての都市部落

今日は人権教育の研究会です。
午前中は分科会。今年は久しぶりにレポートを出すことにしました。さてさて、今後どうなることやら^^;。
で、午後からは全体会。記念講演は岸政彦さんです。どんな話が聞けるのか楽しみです。
基本的には2010年に岸さんがおこなった大阪市内にあるH地区*1の実態調査と、2000年に大阪府市が行った生活実態調査の比較から、都市部落のありようを考えようという話です。で、キーワードとして「貧困化・高齢化・流動化」の3つをあげられます。
このあたり、京都の都市部落に関しても外川さんなんかが早くから指摘しておられたし、わたしも感覚的には感じていました。とくに、前ふたつは最後の「流動化」によってもたらされます。「部落における人の流入出」というと、古くは「差別から逃げるために流出する」というふうにとらえられがちでしたが、実際には、もっと生活レベル、主として住居の問題かなと思います。これが、法律がなくなった時点でさらに加速されているということも感じていました。
岸さんの講演の中でこのあたりが実際のデータとして出されたのですが、まぁ驚くべき数字です。特に10年前の数値との比較において、より深刻化していることがよくわかります。
で、岸さんの主張として、従来部落問題は「身分的地域的差別の問題」としてとらえられてきたけど、そこに実際には「経済的貧困」が重なっているということ。まぁこれだけを言うと
「いやいや、行政闘争の中で指摘してきたことやん」
ととらえられがちですが、もう少し微妙な感じなんですね。おそらくは、過去の運動は、どちらかに振れてきた。つまり、「差別の問題」という時には「経済の問題」を少し退け、「経済の問題」を指摘する時は(差別は経済から生まれるという形で)「差別の問題」を少し退ける。でも、実際には複合した問題なんだということなんでしょうね。だからこそ「貧困の受け皿」としての都市部落のとらえ方がでてくる。
で、おもしろいなと思ったのは「アイデンティティの動員を含む総合的貧困対策としての部落解放運動と同和対策事業」というとらえ方です。これ、「部落のアイデンティティってなんだろう」ということと密接な関係があります。部落解放運動と言えるかどうかわかりませんが、少なくとも教員になってすぐの頃のわたしは「同じ」という主張を生徒たちに伝えてきました。でもその後部落史を勉強する中で「違い」を見いだしてきました。それは、「日本人ではない」ということではなくて、「日本人の中にもさまざまな違いがある」というあたりまえのことでした。そう考えた時、いろんな学習会で「同じ」という主張と「違う」という主張が同居する妙な場面があったことに気づいたりもしました。ここのむずがゆさこそが、「部落のアイデンティティってなに?」ということ、さらにそのことを通して「アイデンティティってなに?」というあたりを模索する、ひとつの提案があるなじゃないかなぁと、ふと思ったりしました。

*1:(笑)

乱入

なんでも、今日は夕方から中学校区の懇親会だとか。それも、記念すべき第一回。てことで、わたしもこっそり混ぜてもらいました。
それにしても、総勢80人の懇親会は壮観です。しかも、単なる飲み会じゃなくて、各園校の紹介も趣向をこらしています*1。もう、すばらしすぎです。
とても楽しかったのですが、ひとつだけ気になったことがありまして…。でも、そんなん言ったら、楽しさに水をさすよなぁと、柄にもなく考えていたら、
「最後にひとこと」
と言ってもらえたので、思い切って言っちゃいました。
「あの…、独身の方がたくさんおられて、今日は出会いの場でもあるんですよね。すばらしい!できれば、女と男のカップルだけじゃなくて、女同士のカップルや男同士のカップルもいっぱいできたらステキだなと思います」
さぁ、新幹線の終電の時間が迫ってます。帰りましょう。

*1:特に幼稚園

久しぶりの1時間半バージョン

朝は少しゆっくり目。他の家族は忙しそうですけどね。で、おにぎり握って、戸締りして、新幹線に乗って(笑)。しばらくレポート書いてたら、すぐに岡山に到着しました。
今日は岡山の中学校区の幼稚園・小学校・中学校の合同研修会です。
わたしの職場にもこういうのはあるんですけど、いまどき珍しいかなぁ。でも、こうやって校区内の連携をすることって、すんごい大切なんですよね。子どもへのかかわりがとても分厚くなります。
にしても、なんでわたしなんだ^^;?と疑問を持ちながら会場へ。
ここであらためてスケジュールを見て、少し不安になりました。
ここしばらく、2時間もらうことが多かったんですけど、今日は1時間半。しかも、お座敷の後に分散会が控えています。てことは、延長不可^^;。
こんな時のこなし方はふた通り。ひとつは内容をへつる。もうひとつはしゃべりを早くする。
でも、内容へつるのたいへんなんですよね。前に一回ネタをひとブロック省略したら、あとで
「あのネタ、ここで使うんやった!」
って気がついて、メチャメチャあせったことがあったんです。
てことで、しゃべりを早くするという選択をするわけで。でも、会場によってはこれまたたいへんでして。「返し」がきちんとしていたらいいんですが、「返し」がない会場だと、自分がなにをしゃべっているかわからなくなるんです。
さてさて、今日はどうかな?
「返し」はないものの、まぁなんとかなる感じ。ひと安心です。
それにしても、みなさんいい意味でマジメです。中央前列に若い人たちがドカンとひとかたまり座っておられます。その人たちの表情が実にいい。表情が動くんですね。ということは、話に入ってくださっているわけで。ひょいと横を見ると、管理職の方やベテランの方もおられます。そちらもやっぱり表情が動いています。
いやぁ、話しやすい!でも、話過ぎるとあっという間に2時間たっちゃいます。とにかく手綱をひかなくちゃ。
てことで、無事1時間35分で終了。ふぅ…。