ウトロで人と出会う

今日はウトロで焼肉です。
実は、ウトロでおこなわれる焼肉にはいくつかの種類があります。ひとつは、町内会と「守る会」が主催する焼肉。もうひとつは、民族団体が主催する焼肉。それ以外にも、なんだかんだとあります。実は、わたし、
「焼肉あるしな」
と誘われるのですが、いつもどこが主催かわからないままに行っています。で、今回もそんな感じ。とりあえず、放送も頼まれていたので、機材をかついでウトロへ。
で、ゴソゴソ準備をしていたのですが、「いつもの人々」が来るのが遅い。このあたりでようやく「守る会」主催じゃないことがわかりました。でもまぁ、肉が食べられてビールが飲めたらいいわけで(笑)。どうやら今回は、東日本大震災のチャリティー焼肉らしいです。
なんか気がついたら主催者あいさつもなく、肉が焼かれはじめます。放送担当としては、あいさつの時ぐらいは素面でいないといけないので、しばしガマン。そのうち、ようやくあいさつがはじまって、わたしもビールの解禁です。
あとは、町内会長さんと一緒に肉をつつき、守る会の人と一緒に肉をつつき、いつも支援に駆けつけている学生さんたちと肉をつついて、のんびりとした日曜日の昼下がりを楽しみます。
と、突然の雨!
ウトロの人たち、「雨には勝てない」のをよく知っておられます。なので、引き際がすごく早い。町内会長さんも、ちゃんと代替地の屋根付き駐車場をスタンバイしておられます。気がつくと、駐車場内で呑めや歌えの大宴会です。このあたりになったら、わたしはノレにあわせてプクを叩いていい気分です。
で、夕方に焼肉終了。あ〜、楽しかった…。

と思ったら、町内会長さんのお家の台所で地元のハルモニと支援に来てくれている学生たちの懇談会がはじまります。
ハ「呑み」
学「え…」
ハ「ええから呑み」
学「は、はい」
ここからハルモニたちの語りがはじまります。これです。これが大切なんです。焼肉の時は語られない、ハルモニたちの生活の厳しさが聞けるのは、こういう時なんです。
やがて
ハ「カラオケ行こ」
学「え…」
ハ「ええから行こ」
学「は、はい」
送迎つきのカラオケです。学生グループには、10年以上かかわっている元学生もおられますが、さすがにこの人は慣れたものです。カラオケに行ったら、さっそく唄を入れて歌っています。まぁそんなもんです。

と、となりの人と話をしていると、わたしの第2の故郷出身の人と判明。いやぁうれしいです。と、その人が指さした人は、元パラムの会にいた人のきょうだいであることが判明。もう、メチャクチャうれしいです。

ウトロに行って、こんなにつながりが広がったのは、もしかしたら今回がはじめてかもしれません。感謝感謝です。
で、帰り道、ハルモニにたずねます。
い「あの、いくら…」
ハ「かまへん、かまへん」
いつもお世話になりっぱなしですわ…。

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