はじめての世界

終わってからホテルにチェックイン。その後カントクに連絡。
「会場近くのカフェにいる」
ということだったので、そちらに移動。到着すると、カントクの友だちたちがいました。
考えてみると、わたしはいつも「いつきワールド」にカントクを誘っていました。でも、カントクには「カントクワールド」があります。そんなあたりまえのことを、あらためて感じました。その瞬間、
「あ、今日はいつきワールドはやんぺ!」
と決めました。ふだんなら「コラボ」とか思うのですが、今日は単身「カントクワールド」に行くことが、自分の礼儀というか、お礼というか、そういうものだと思いました。
「カントクワールド」の話は、それでも「いつきワールド」との接点をたくさん持っていました。それは、カントクがそういう人だからなんでしょうね。
なんかダラダラと呑んで、ダラダラとラーメンを食べて、10時過ぎに解散。
そこから新宿に行きたい気もしたけど、カントクが
「帰った方がいいよ」
と言ってくれて、それに従いました。
ホテルに入った瞬間に落ちました。やっぱ疲れてたんやな…。

初公開

朝、体調は悪いです。そりゃそうだ。フリースにくるまって寝ていただけだし。
のそのそ起き出して、新幹線に乗りに行きます。と、なに?遅れてる?最大55分?原因は保守車両の脱輪?それ、保守と違って破壊やん(笑)。それでも、新大阪始発の電車だったのが幸いして、少しの遅れで東京に到着。ハチ公前でカントクと合流してランチ。で、青山スパイラルホールに向かいます。
今日は東京国際レズビアンゲイ映画祭で、「coming out story」が上映される日です。なぜか上映後、カントクとわたしのトークがあるそうな。
実は、「coming out story」については、試写会とか私的上映会は2〜3回しましたが、きちんとした上映はこれがはじめてです。ちゃんとしたスクリーンとちゃんとした音響で、どんなふうに見えるんだろう。わくわくします。
そうそう、それよりもなによりも、いままでは「私的」だったので、基本的には皆さんわたしのことを知っておられます。でも、今回はわたしのことをなにも知らない方々が見られるわけで、そういうみなさんの反応もとても気になります。
で、上映開始。
あぁ、すごくきれい…。葉っぱの間を差す光がいいなぁ…。一緒に過ごした6月から12月の半年間を思い出します。
で、トークの開始。
前から見て、あらためて満席だったことを知りました。すごくうれしいです。
30分のトークの時間、あっという間に過ぎました。いろんな質問を受けました。笑いもとれました。よかったよかった。
こんな感じだったみたいです。

次の映画「We were here」にも興味があったので、そのまま引き続いてみました。すごい映画だなぁと思いました。「伝えたいこと」が、オブラートにくるまれることもなく伝わってきます。
映画のあとの長谷川さんたちのトーク。なかでも長谷川さんの
「単なるエイズの映画としてとらえるだけではなく、ひとつのグループがどのように成立し、どのように成熟していくのかを知る映画でもある」
という総括にはビビっときました。やっぱ、この人すごいな…。