突然やってきた

午前3時半。パートナーがわたしを起こしました。
「ちょっと、電話して」
って、こんな時間に?と、よく見ると、犬を抱きかかえています。
「さっき、一回心臓が止まったんや」
「へ?」
えらいこってす。
とにかく犬は苦しそうな息をしています。しばらく放っておくと、息が弱くなっていきます。あかんやん…。
パートナーは、ひたすら犬をなでています。
「明日、一緒に散歩行こうな」「昨日はあんなに元気に歩いていたやんか」
そんなことを犬に語りかけながら、ひたすら犬をなで続けています。
わたしも犬の横に添い寝したり、ちょっとした用事をしたり。
そのうち、変な臭いがしてきました。うんちをしたみたいです。って、いよいよヤバイやん。前足はひたすら震えています。メチャクチャヤバイやん。
やがて5時。少し小康状態になったみたいです。パートナーは
「仮眠したらええよ」
と言ってくれます。たしかにこのままではもたん。と、パートナーが
「うわ」
と叫びます。昨日からの食事をもどしたみたいです。えらいこっちゃ。
でも、このあたりで、なんとなく犬の様子がマシになってきました。前足の震えもおさまっています。もしかしたら復活したかな?とりあえず仮眠をしよう。

朝、9時。パートナーも寝ています。犬は…。動きません。じゃなかった。動いた。生きているよ。
やがてパートナーは犬を動物病院に連れて行きます。帰ってきて報告。
「昨日、急性心不全を起こしたみたい。お医者さんは、強心剤とステロイドを打ったあと、「これ以上の処置はできません。静かに逝くのを待ってください」って言ってた。とりあえず点滴はもらってきた」
そうか…。ほんとうに「その時」が近づいてきたんだな。

突然やってきた” に3件のコメントがあります

  1. こんばんは

    何日か前に日記にいつきさんの愛犬のことが書かれていたんですが・・、心配です。

    わが家のワンちゃん、まだ若いんだけど、最近体調がよくありません。いびきがやたら大きくなったし、食べたり飲んだりした直後にもどすことがめだってきて・・。

    実は訳あってワンちゃんを飼い続けることができなくなりそうなんです。もしかしたらこの子はそのことを感じとっているのかなと思うんです。

    ワンちゃんのせいじゃなくて私のせいだからこの子に申し訳なくて・・。

    わが家のワンちゃんも、いつきさんのワンちゃんも長生きしてほしいです。

  2. > 高橋みずきさん
    ペットって不思議なものですね。ふだんはあまりいることを意識しないんですが、「いなくなる」ということと直面すると、その存在を大きく認識してしまいます。
    かつて好きだった女性が
    「愛とは不在を感じること」
    って言ってたなぁ…。

    > mizuki3desuさん
    そうなんですよ!
    でも、それがなかなかたいへんで…。

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