初心者指導

朝起きると、大雪。相当積もっているのに、まだ降っています。えらいこっちゃ。
でも、そんなの関係なく、今日は子どもをスキーに連れていく日です。なんもこんな大雪の日にとは思うのですが、大雪の日じゃなかったら雪がないスキー場に、他に休みがないわたしが連れて行けるのは、今日しかないというorz
上の子どもは先輩の卒業式に出るということで、下の子どもとパートナー、あと、どうしてもいきたいというわたしの母親を車に乗せて、京都市内唯一のスキー場に向けて出発です。
途中、京都市有数の難所を越えて行かなくちゃならないのですが、どこにでもチャレンジャーはいるものです。例えば、チェーンをはいているだけの救急車とか、すり減ったスタッドレスをはいているFF車とか。救急車にいたっては、途中、道を譲ってくれました。あんなのはじめてですよ。
さて、スキー場に着いたら、とりあえず子どものスキーをレンタル。なにせ、下の子どもがスキーをするのは今日が初めてです。わたしとしては、今日はスキーをしに来たというよりも、「初心者指導をしに来た」という割り切りが必要なわけで。まぁ、割り切ってしまえば、リフトが動いている横で長靴を履いていても、さほどストレスにならないというのが、逆に職業病みたいなものかもしれませんね。
それにしても、ビビリな子どもを親が教えるというのは、ほんとうはあまりよくないなぁと実感。なので、ここはあえて「親じゃない!子どもじゃない!」と割り切って、スクールのスタッフになりきります。
午前は1時間半ほどリフトに乗らずにそのあたりを歩きまわります。初心者指導で一番大切なのは、あせらないこと。ついリフトに乗せてしまいがちですが、ここであせると後が大変です。きちんと平地と平地に毛が生えたぐらいのところで慣れさせてから、リフトに乗せます。
というのは公式なのですが、なにせビビリなウチの子。リフトに乗せると「高いよ〜、落ちたらどうするの〜?こわいよ〜」と騒ぎはじめます。リフトを降りて、さて滑ろうと思ったら「曲がり方を習ってないよ〜」と騒ぎます。曲がり方なんて、そんなに早く教えるかい!後でパートナーに聞くと「なんか上の方から声がしてたわ」とのこと。そりゃそうでしょう。
でも、2本ほど滑ったら、だんだんとコツをつかんできます。なによりも、プルークを保ち続けることと、そのためにはどこにどう力を入れたらいいのかを、自分でつかみはじめます。すると、とたんに楽しくなるのがスキーです。
すると「もう一本滑りたい」と言いはじめます。リフトに乗って「こわい?」と聞くと「空を飛んでいるみたいで楽しい」とか言いはじめます。変わり身の早いヤツです。気がつくと、途中駅で降りていたのが終点まで乗っても平気になっていました。
さて、3時になったら撤収。子どもはまだまだ滑りたいみたいですが、このあたりで終わるのも大切です。はじめてのスキーでは、思った以上に体力を使っています。そして、山の天気は3時半くらいを境に急激に変わっていきます。「また来ようね」という担保のない約束をすると「いつ来られるの?」と本質を突いてきます。
と、楽しい一日を過ごして…。
夜、布団に入っている子どものところに行くと「まだ滑っているみたい。ワクワクして練られない」とか言っています。「でもね、寝なくちゃいけないよね。あとは夢の中で滑るんだよ」と適当なことを言いながら、布団を掛けてやると、そのうち寝てしまいました。
やれやれ…。

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