ま、負けた希ガス…

ぜったいにやりたくないと思っていました。でも、あまりの圧力に、とうとう耐えきれなくなってしまいました。なので、ついやってしまいました。
いえね、たしかに「時代の趨勢」に身をまかせた方が楽なんです。そして、圧力に抗するのではなく、圧力に屈するのでもなく、圧力を受け流すことが、いろんな人にとって、「その場限り」ではあるけど、逆に感謝もされるのかもしれません。
でも、ほんとうにそれが「正しい」のか。そう考えると、「流れに竿さす抗う」と言われても、頑として自分の主義主張のままに生きていかなくちゃならないとは思うのです。
一度流されてしまうと、もう元の流れにはもどれません。あとは、不本意な流れのままで、とりあえずやりすごしていくしかないのです。
そうはわかっていましたが、とうとうやってしまいました。


なにをやってしまったか?
それは、「プリントを使った授業」です(笑)。
で、そのものすごい圧力ってなんだったかというと、「生徒持つ勉強しないオーラ」です。
だって、試験一週間前ですよ。にもかかわらず、ぜんぜんやる気がありません。というか、教科書も出さない、ノートも持ってこない。あと、やる気があってもなにをしていいのかわからなくなっている子もいます。
こんな子らが、それでもなんとかするための特効薬は「プリント学習」なんです。そして、プリントを出すことで、「本当にやる気がない」生徒以外は、ほぼやりはじめます。
でもね、これ、劇薬です。一度プリント学習を展開してしまうと、次からは、プリントを出さないとやらなくなってしまう。これが、わたしの授業だけですめばいいのですが、下手すると来年度以降、いや、今年度、他の教科にまで飛び火をしてしまいかねないんです。
でも、このままでは、一番しんどい生徒がつぶれてしまいます。なので、とうとうその劇薬に手を出してしまった、と。
おかげさまで、今日の授業は楽でした(笑)。
あ〜あ…。

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