で、交流会

E地区のなかにある食堂で交流会です。地元のおっちゃん・おばちゃんがすでに集まっておられます。出されたビールはプレミアム・モルツとヱビスビール。もう、それだけでも充分うれしいです(笑)。宴も中程になると、カラオケが入ります。「いつきさんも歌い!」と言われて「う〜ん」と探したのが、これ。まぁ理由はいろいろあるんですがね(笑)。この曲、ある方の持ち歌だったみたいで、ごめんなさい。ついでにもう一曲ということで、今度は西田佐知子の名曲です。やっぱ、こういう唄、いいよなぁ(笑)。
てなことをしているうちに、ほとんど沈没状態。ホテルまで送ってもらって、倒れ込むようにベッドに…。

プチフィールドワーク

高座の後は、「地元を案内しますよ」という主催者の方のご厚意にあまえてT地区とE地区のプチフィールドワーク。
なんというか…。
関西と関東の違いというのもあるかもしれませんが、都市部と農村部という違いもあるんでしょうね。まず、圧倒的にちがうのは、地区改善事業については、解放住宅がメインではないということでしょうか。解放住宅はほとんどありません。やっぱり、土地があるんですね。
だからといって、「広々」かというと、そういうわけでもありません。E地区はほんとうに入り組んだ道がムラの中をかけめぐっています。「他の地区はね」と隣の地区にも車で案内してもらったのですが、ぜんぜん町並みがちがいます。まさに「道がある。道が狭くなる。狭くなったそこに部落がある」というフレーズを思い出させる光景でした。
「なぜこんなに狭いままなんですか?」とたずねると、ひとつは、人口の流出があまりなかったことをあげられました。でも、これは近世から近代初頭の感じでしたね。では、近代から現代に関してはというと、やはり、「行政が放置をしてきた」ということだったみたいです。
あと、やはり地域の考え方かなぁ。ムラの人の中には地域改善事業にあまり協力的ではない人もいるわけで、そういうところでは、道を拡げようにもそこの土地を買い取れないので、拡げられないなんていうこともあったみたいです。
一方、人権をめぐる活動については、ほんとうに「開かれた」方向に進んでおられるみたいです。このあたりも、「力関係」なのかな。話を聞いていると、「いいバランス感覚をしておられるなぁ」とつくづく感じました。

関東進出?

朝、そうっと起き出して、とりあえず朝食の準備とか荷づくりとか。パートナーも子どもも寝ています。
そのまま、みんなを起こさないように、そうっと家を出ました。向かうのは、ずいぶんと東の方です。
とりあえず、8時40分頃の新幹線に乗るべく、8時頃に家を出たのですが…。よく考えたら、駅まで歩いて15分ほど。で、京都駅まで20分ほど。てことは…。走りました。
なんとか新幹線に飛び乗って、東京へ。ここで新幹線を乗りかえて*1小山駅へ。そこから車に乗せてもらって着いたのは、O平町。
栃木県の特に南部の方は、そうとうさかんに人権関係のとりくみをされています。トランス関係についても、こんな方とかを呼ばれたりしています。それにしても、前回K川さんの話を聞かれた方が今回こられたらイヤだなぁ(笑)。だって、そもそも見栄えが全然違いますからねぇ(笑)。
で、会場にはいると…。すごいです。ご高齢の女性が真ん中に数人陣取っておられます。しかも、全体的にすごくまじめそう…。これが関東の雰囲気か…。
さて、どうするか…。関西のお笑い系としては、「ここでウケてこそ」とは思うのですが、いつものペースでいつもの内容を話しても、ぜったいに笑ってもらえもらえない感じです。とにかく、まわりの人たちを引きずり込みながら、本丸を攻めていくことにしました。
すると、はじめは固かった雰囲気もだんだんと柔らかくなっていって、最後は本丸の人たちも笑ってくださるようになりました。いやぁ…。ほんとうにあせった。
高座が終わってから、「わざわざお越しいただいてありがとうございました。みなさんがにっこりされたお顔を見させていただいて、ほんとうにほっとしました」とあいさつにいきました。すると「おもしろかったですよ」とお褒めの言葉をいただきました。よかったよかった。

*1:初体験!