夜は、大阪市内でクリエイティブな人たちが集まって異種格闘技戦的な話を楽しむ会”で高座。
とにかく主催者の人からは「楽しませてくれたらいい」ということでした。なので、トランスネタでもいいしスキーネタでもいいし数学ネタでもいいらしいです(爆)。でもまぁ、最近、なんか不調なので、今回の高座を浮上のきっかけにしたいな、と。なので、やっぱりいつものネタを披露することに決定。
夕方、新梅田食堂街でちょっとガソリンを補給して、会場へ。
で、話の方は…。かかった時間は2時間15分。う〜ん。やっぱり2時間を超してしまいましたか…。で、ウケの方は…。そこそこにウケたかな…。みなさん、サラリと聞き流すんじゃなくて、話を受けとめて、一度お腹の中まで落とし込んで、そこから反応するという感じ。すごくいい雰囲気でした。
終わってからの意見交流会でも貴重な話がいろいろでました。
ひとつは、「カテゴライズすることに意味があるのか」ということ。セクシュアリティについての説明の時に、いつも三橋さんのモデルを使わせていただいています*1。それに対して「そうやっていくつかの要素に分解したり、その要素の中を「女性〜男性」とすることに意味があるのか?」という提起があったんです。
たしかにそうなんですよね。ただ、性別の2分を前提に考えながらも混沌としている状態をうまく整理していくためには、ひとつの指標があった方がいい。それは、それぞれの要素であるし、そこにおかれた「実在ではない」「女性/男性」という指標であると思うんですよね。で、そうやって整理されたものを、ふたたび解体していく作業が必要になるんじゃないかなぁと思うんです。
で、もうひとつの貴重な提言は「間」。
いや、わたしの話がなぜ笑いにくいか。それは「間」であるという提言。いや、わかっていたんです。でも、その「間」がとれていない。そういえばそうです。最近なんだかあせりすぎているんですね。それは、時間の問題もそうだしウケの問題もそう。やはり、内容をもう少しスリム化させる必要があるんだなぁ。
なかなか刺激的な一晩でした。
で、帰りは最終阪急→最終地下鉄→最終バス。台風の影響はたいしたこともなく、無事帰れました。よかったよかった。

*1:ありがとうございます。でも、ほんとうに自分にとってピッタリとくるんです

文化祭らしい

今日は上の子どもの文化祭らしいです。なので、下の子どもを連れて行ってきました。
この学校の文化祭、久々に「文化祭らしいなぁ」という感じがしました。各クラスは模擬店を出しています。もちろん、全面的に飲食関係です。なにしろ行った人全員に模擬店の審査用紙が配られるのですが「一番味がよかったところ」とか書いてあるのですから、まぁ、伝統的に飲食関係なんでしょう。
かつてわたしの勤務校でも飲食関係の模擬店をやっていたことはあったんです。でも、「飲食関係だと検便が」とか「模擬店の売り上げをクラスで使うのはよくない」とか、わけのわからんことで×になりました。特に後者の理由にいたっては、「クラスで使うのはよくないから、売り上げは全額生徒会に上納すること」などという規則ができて、完璧に模擬店はなくなりました。
そういうのに比べたら、ここの学校は、ほんとうにのんびりしています。あるクラスでは、「焼きそばが焼けるのに30分ほどかかるんです」とか言っています。どんな焼き方してんねん(笑)。隣の教室では、お好み焼きを焼いている子が「タネがなくなった〜!」とか叫んでいます。しばらくすると登場したのがG務スーパーのお好み焼き粉です。なるほど。ちなみに「トッピングはなにがいいですか?」と聞かれて「カス!」って言うたろかと思いましたけど、思いとどまりました(笑)。まぁ、そんなこんなも「学生さんやし」「祭やし」で許そうという気が起こってしまうほどほほえましい感じでした。
で、この学校のメインイベントは、伝統的に「女装・男装コンテスト」だそうです。なんでも、例年は保護者が来ない金曜日にやっているそうなんですが、今年は保護者が参加する土曜日に日を変えたとか。パンフレットに「あなたの娘の男装を、あなたの息子の女装を、ぜひともご覧下さい」とか書いてあります。やるな…。よっぽど「わたしも参加させろ」と言おうかと思いましたけど、考えてみたら「除外診断」のものが参加してもぜったい勝てんわな(笑)。
そうそう、すごくナチュラルな女の子がメチャクチャ男声で話していたんですけど、あれって、コンテストの参加者なのか、それとも単なるトランスなのか。なんか感じでは卒業生っぽいんだけど、そんな子がみんなと自然にとけあって話しあっている光景は、すごくいい感じでした。