教研・3日目(最終日)

今日は、9時から1時までの半日が討論の時間。
「キャラがかぶっている人」は今日も絶好調です。わたしはというと、少々不調気味。というか、そろそろネタが尽きてきたところへもってきて、「学ぶしかない」という「デートDV」をめぐるすごい実践だったので、ほとんど論議に参加できず。
ところが、だんだんと話が深まるにつれて、ツッコミどころが出てきました。DVの予防として、アサーションスキルを身につけるというのは、たしかにわかるのですが、それだけでいいんだろうかという思いが出てきたんです。
というのは、常々気になっているのが、子どもたちの持つ「ダブルスタンダード」なんです。たしかに、人権学習の作文なんかではいいことを書いているんだけど、実際に社会に出た時にそれが生きているんだろうか。わたしたちが育てている子どもたちは「差別をしない*1」ところにとどまっていて「差別を許さない*2」ところまで深まっていないのではないかということなんです。
で、そのあとは、やっぱり爆裂!いやぁ、久しぶりに萌え燃えました。でも、そのあと「またやっちまった」って反省をするんですけどね(笑)。
分科会の最後は、オブザーバーの人たちの発言と共同研究者の人たちのコメント。よかったです。「暴力の反対は話しあうこと」というS藤さんの言葉、けっこうしみました。そうなんだよなぁ。話しあわずにものごとをすすめようと思うと、どうしても権力関係に依存しなくちゃならないんですよね。逆に、権力関係を排除しようとすると、どうしても「話しあうこと」が必要になります。そして、そこからひとつの物事を実現した時、「わたしは社会を変革する主体としての力をもちうる人間である」という力がわいてきます。これこそが、エンパワーメントなんだろうなぁ。
さらに、ふだんは決して「語らない」本部の女性部長が、わたしが参加し始めて以来はじめて語られました。すごくかっこよかったです。この場に自分がいてよかったと、心の底から思いました。

ということで、熱く長い4日間が終了。あとは、土産を買って電車に乗って帰るだけです。大分のみなさん、ありがとうございました。
それにしてもつかれた…。風呂も入れんかったし(笑)。

*1:言い換えると、「わたしの問題」「心の問題」「スタティックな問題」

*2:言い換えると、「社会の問題」「行動の問題」「ダイナミックな問題」